::: BUT IT'S A TRICK, SEE? YOU ONLY THINK IT'S GOT YOU. LOOK, NOW I FIT HERE AND YOU AREN'T CARRYING THE LOOP.

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 最近気になってる音楽



 






 ちょっと思うところあって、これからもう少し邦楽ロックも聴いていこうかな、と。
 この1・2年、聴いてる音楽がほとんどエレクトロニカのみになってて。CDショップにはわりとコンスタントに行ってはいるものの、邦楽フロアにはまったく足を踏み入れないようになってもうだいぶ経つ。
 なので邦楽シーンが最近どんな状況になってるのかぜんぜん感覚わかんなくなってたんだけど、とりあえずメジャーな邦楽雑誌に出てくる名前を手当たりしだいにピックアップして YouTube で2・3曲聴いてみて、少しでも自分の心に留まったものをまとめてみた。すごく雑な聴き方だけど……。でも、良いミュージシャンいっぱいいるなー、という新鮮な発見があった。



以下、アルファベット順に全10組。年数は活動開始年を示す。




赤い公園
2010 –
洗練系ポップ……と思ったらハードコアな曲もやってたりして、ジャンル不定。何曲か聴いたけど曲調の振れ幅ものすごく広い。下に貼った曲だけでは測れないグループ。ポテンシャル高そう。




ANGRY FROG REBIRTH
2010 –
メロコア/スクリーモ。シンプルにアップリフティングで気持ちいい。




avengers in sci-fi
2002 –
エレクトロ・ギターポップ。疾走感。こういうのもスクリーモ系とは違う方向で昂揚する。




BLUE ENCOUNT
2007 –
エモ寄りなミクスチャー、といったところ。
音そのものはハード。曲展開も凝ってる方だと思う。
前掲した ANGRY FROG REBIRTH とのPVの類似性が、表象文化論的にいろいろ語れそう。(語らない)




The Flickers
2005 –
エレクトロ・ポップ/テクノ・ポップ。
曲として挙げたいのは “techno kids” か “love destruction” なんだけど、PVがすごい好みな “midnight express” の方を貼っとく。





GLIM SPANKY
2007 –
スモーキーなブルース・ロック。男女2人組。“MOVE OVER”という曲の方がオーセンティックな感じだけど、下に貼った “焦燥” の方が可能性を感じる。




the HIATUS
2009 –
オルタナティヴ。ex. ELLEGARDEN細美武士が中心となって結成したグループ。……って、この並びのなかで見ると大ベテランだな。メンバー人数多くて、音も豪華な感じ。




凜として時雨
2002 –
唯一このなかで、以前から知ってたバンド。どちらかというと再確認という意味で載せておきたい。
ハイトーン男声/女声によるツインヴォーカル、同じキーでの声質の微差が醸し出す絶妙なブレンド。切迫感を力源に駆動される音、というような。




She Her Her Hers
2011 –
シューゲイズ。バランス良くてクオリティ高いと思う。




テスラは泣かない。
2008 –
ロック。BPM高い疾走ピアノサウンドが大きな特徴。とてもリズミカルですごく気持ち良い。女性ピアノ/バッキングボーカル。こういうパート要素を持つバンドは好きだ。
……ここに挙げたなかでもっとも傑出したバンドかもしれない。






思ったこと。

  • なんかバンド名が名詞形でなくて日本語フレーズ系(文節形式)なのが多いよな。。。ここに挙げたものだけじゃなく、全般的な風潮として最近そういうのが定着してる感がある。
  • けっこう離れてたわりには邦楽ロックもまだぜんぜん好きになれるのがわかった。
    • というか、いろいろPV見てたら甘酸っぱい気持ちになってきた……。曲だけ聴いてたらこういう思いにはならなかったと思う。
  • 男女混成バンドはやっぱり良い。
  • もっとストレートなメロコアからももう少し何か貼ろうと思ったんだけど、いろいろ聴いてたら差異化できず絞り切れなかったので結局貼らなかった。
    メロコアはどれ聴いてもだいたい外れがないというのを再認識した。
  • ‘テスラは泣かない。’ とか ‘赤い公園’、‘She Her Her Hers’ あたりは、発見感あった。
    とくに ‘テスラ’ は大きな収穫。

 






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“でも、これはごまかしよ、ね。つかまったと思ってるだけ。ほら。わたしがここに合わせると、あなたはもうループを背負ってない”
―Angela Mitchell