いろいろあった末の、ようやくの新譜。
これだけブランクがあってもとくに音に劇的な変化はなく、いままで通り。
M -1 “グライダー”
M-2 “spur line”
M-5 “遠い日”
M-6 “潮騒” 切なさ全開、疾走。こういうのがいちばん好き。
M-9 “planetaria”
しっとりめの曲の方が良いかな..。
今は、素直なギターポップは成り立ちにくい状況なのかもしれないと思うことがある。
現状のlucyについてはなおのことそう思う。
ところで、“ファンファーレ”における“so”のような曲が、だいたいどのアルバムにも入っていて、このアルバムでは“潮騒”がそういう曲にあたっている。他のポップな曲と比べると、少し重めな感じで。際立って異質。深いところがさらけ出されているような。
こういう方向をもっと磨いていく方がいいんじゃないかな...。
棘というか、痛々しさとか、ときには負の感情が垣間見えていて、だけどもそれに対する彼らなりの決然とした態度表明のようなものがある音が。