::: BUT IT'S A TRICK, SEE? YOU ONLY THINK IT'S GOT YOU. LOOK, NOW I FIT HERE AND YOU AREN'T CARRYING THE LOOP.

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2007-01-01から1年間の記事一覧

 古川日出男 “ゴッドスター”

あらすじを書く替わりに、巻末の作者コメントを引用しておく。 この作品は「新潮」二〇〇七四月号に掲載された。雑誌版から一行のみ削った。この作品には章番号はない。この作品にはスーパーナチュラルな要素はない。この作品には読解は要らない。身をゆだね…

 電脳コイル

電脳コイル最終話。 これは何かしら感想を書いておかなければいけないものだ。絶対に今。 最近、音楽も新しいのあまり聴いてないし、小説とか映画も見てないし...。とくに忙しすぎる毎日を過ごしてたわけでもないんだけど、どうも何か刺激のあるインプットが…

 RADIOHEAD “IN RAINBOWS” (2007)

インターネットだけで入手できるニューアルバム。ダウンロード版は価格を自分で設定できて、しかも£0でもよかったりする。 http://www.inrainbows.com/ 来年にはCD版も出るみたい。 M-2 “Bodysnatchers” 各パートの音がバランス良く軽やか。疾走してる。 M-4…

 飛浩隆 “ラギッド・ガール”

01.. “グラン・ヴァカンス”の続編。 厳密に言うと続編ではなくて、グラン・ヴァカンスで語られている時代よりも前に起こった物語がいくつか集まった短編集。“グラン・ヴァカンス”は一本の長編なので、その分、世界設定をじっくり説明しているけど、このラギッド…

 “SPACE FOR YOUR FUTURE ─アートとデザインの遺伝子を組み替える─ ” 2007.10.27 - 2008.01.20

ART

SPACE FOR YOUR FUTURE ─アートとデザインの遺伝子を組み替える─ 東京都現代美術館 どういう全体テーマかよくわからなかったけど、13ヶ国34のクリエイターたちの作品で構成される企画展で、かなり満腹になれる。

放置しすぎだったけど...サイト分散してみることにした。 http://d.hatena.ne.jp/LJUa/

 ulrich schnauss “goodbye” (2007)

聴いた瞬間からもう何も冷静に判断できないようなタイプのアルバムというのがたまにあって、そうした系譜に属している。あぁ...こんなユーフォリックな音に身を任せ過ぎてはいけないのでは、と過剰な罪悪感すら感じるほどに。たぶん別にしなくてもいいそんな…

 ANTONY GORMLEY “BLIND LIGHT” 17 May - 19 August 2007

ART

ANTONY GORMLEY : BLIND LIGHT The Hayward “BLIND LIGHT” というインスタレーションを特にフィーチャーした展覧会。人間の身体を彫刻化した作品を主とする作家らしいけれど、同時にその関心は空間的なテーマに対しても強く向けられているようだ。どれもおも…

 FRIDGE “THE SUN” (2007)

Adem Iihan, Kieran Hebden and Sam Jeffers. “Happiness”から6年振りのニューアルバム。5th。 Kieran HebdenがFour Tet名義やSteve Reidとのコラボレーションで精力的に活動してたのにFRIDGEだけ取り残されてたから、どうしたのかと思ってた。 全体的に、わ…

 arctic monkeys “Favourite Worst Nightmare” (2007)

発売されてからだいぶ経つけど、arctic monkeysの2ndについて。 arctic monkeysって、とても同時代的なバンドだと思う。それは何年かしてから振り返ったときに、あのときはこのバンドがあったというのを思い出すであろうバンドという意味で。 なんでそう思う…

 SHELLAC “EXCELLENT ITALIAN GREYHOUND” (2007)

4th。かっこいい..。溜息が出るほどに。とにかく重い。ヴォーカルの歌い方や全体的な音量のバランスが、これだけ激しく重い音なのにまったく暑苦しくなく、どこか控えめでさえあったりする。CDのボリューム上げてもぜんぜんうるさくならないのが不思議。湿度…

 Beirut “Lon Gisland” (2006)

“Gulag Orkestar”にいっしょに付いてたEP。単独でも売ってる。 M-5 “Carousels” 華やかで、どことなく物悲しくもある。 ASIN:B000KQF70M

 Beirut “Gulag Orkestar” (2006)

アメリカ。国籍不明のどこかの民俗音楽のような雰囲気。いろんな楽器使ってて、変なリズム。ヴォーカルはわりとクセがあるけど、これらの曲とは不可分なものだと思う。このバンドのライヴは楽しそうな気がする。 M-1 “Gulag Orkestar” M-2 “Prenzlauerberg” …

 Battles “Mirrored” (2007)

1st。 今までのEPと比べるとわりと聴きやすくなってるかも。音の構成はかなり複雑だけど、強いリズムによって全体が激しく牽引され、目眩く怒濤の情景に溶け込んでいく。テクニックを身に付けた上で先鋭性へ関心を向け、かつ実験的過ぎないようにまとめる能…

 fountains of wayne, Live at ASTORIA (2007)

ASTORIA open:19:00 w/The Dykeenies とても満足。fountains of wayne の特長は、Chris Collingwood の声質とコーラスワークこそにある。ライヴ行ってみてはっきり思った。曲自体もすごく良いんだけど。仮に曲がいまひとつだったとしても、彼らの声さえあれ…

Paul Chan “The 7 Lights” 15 May - 1 July

ART

“The 7 Lights” Serpentine Gallery あまり期待しないで行ったらとても良かった。 ビデオ・インスタレーション。 プロジェクターによって床面に映像が投影されている。 流れる映像は黒一色の影絵で構成されていて、窓の向こうからの光が、外の情景を影として…

  fountains of wayne “TRAFFIC AND WEATHER” (2007)

捻ったところはなく、特に何かが新しいというものでもない。目を見張るような技巧的なところもないし、きわめてシンプルで、普遍のポップ。他にも似たようなバンドなんていっぱいいると思う。だからといってこういう系統の音すべてが好きというわけではない…

 “Deutsche Börse Photography Prize '07” 09 Febrary - 09 April

ART

“Deutsche Börse Photography Prize '07” The Photographers' Gallery Philippe Chancel Anders Petersen Walid Raad / The Atlas Group Fiona Tan ノミネートされた4人のなかから大賞に選ばれたのが Walid Raad / The Atlas Group で、もっとも強く印象に残…

 jesu “CONQUEROR” (2007)

2nd。 Napalm Death などを経由してきた人が中心メンバーらしい。ぜんぜんそんな雰囲気を感じない音。たしかにメタルコーナーで売られてたし、CDDBでのジャンル表記もMetalだったけれど。でもこれを聴いて思い浮かべるのはシューゲイザーかポストロックだと…

 Kieran Hebden and Steve Reid, Live at KOKO (2007)

KOKO open:19:30 w/GREEN GARTSIDE & ALEXIS TAYLOR, DJ JAMES HOLDEN ということで彼らのライヴに行ってみた。Kieran Hebden と Steve Reid は向かい合った位置で演奏。対等かつインタラクティヴな関係でおこなわれる音楽であることが見て取れる。でも実際…






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“でも、これはごまかしよ、ね。つかまったと思ってるだけ。ほら。わたしがここに合わせると、あなたはもうループを背負ってない”
―Angela Mitchell