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.Alternative

Arab Strap “As Days Get Dark” (2021)

スコットランドのユニット。 終始気怠く物悲しいトラックにポエトリー・リーディング気味なヴォーカルが乗る。歌われるのはモノローグのように叙情的、猥雑でアイロニカルな詞。 2006年に解散していたが、2016年に再結成した。前作から15年経てリリースされた…

Julia Holter “Aviary” (2018)

LAのコンポーザーによる 5th アルバム。 シンセの他に、弦楽器やトランペット、バグパイプなど生楽器をさまざまに用いたオーケストラルなサウンド。全編に渡り彼女自身のヴォーカルを最大限に活かした楽曲づくりがなされている。 各曲は少しずつ印象が異なる…

 Swans “To Be Kind” (2014)

今年前半、5月ぐらいに発売されたアルバム。 絶品。 前作 “The Seer” も高い評判があったらしく、併せて聴いてみたらこれも同じように良かった。……前作はどっかで試聴したことあったはずなんだけど、なんかそのときは結局スルーしてて。ちゃんと聴いてみたら…

 Shellac “Dude Incredible” (2014)

5th アルバム。前作から7年振りっていうのもなかなかのものだけど、前作も 3rd から7年後のリリースだったっていうのもけっこうな驚きで、つくづくスローペースで息の長いバンドだと実感する。にもかかわらずクオリティは完全に維持されている……というより、…

 Dakota Suite & Quentin Sirjacq “There Is Calm To Be Done” (2014)

スロウコアのユニット Dakota Suite とピアニスト Quentin Sirjacq によるアルバム。この組み合わせでつくられたアルバムとしては3作目。インスト曲とヴォーカル曲が半々ぐらいの構成。ギターのアルペジオ、ゆったりしたピアノ、力の抜かれたヴォーカルで、…

 soso “Not for Nothing” (2013)

寂寥感あふれるヒップホップ。ポエトリー・リーディングなラップで、Arab Strap っぽい感じ。 物悲しさは主としてバックトラックによって醸し出されている。きれいで染み入る音、単体のポストロックとしても聴き込めるクオリティ。 その上に重なるポエトリー・…

 METZ “(S/T)” (2012)

かっこいい。SUB POP からリリースされたデビューアルバム。Pitchfork のレビューでは「ポストハードコア・スラッジパンク」なんて形容されてた。ボーカルの控えめなミキシングで、全体はドライでガレージ。 特に銘記しておく曲 M-1 “HEADACHE” M-2 “GET OFF”…

 Arab Strap “The Week Never Starts Round Here” (1996)

スコットランド、グラスゴーを拠点に1995年から2006年まで活動していたポスト・フォーク・ユニット。いまだにBBC Radioで良く流される “The First Big Weekend” という珠玉の一曲が、1996年のこのデビュー・アルバムに収められている。 リリックの語り口が最大…

 Dirty Three “Toward The Low Sun” (2012)

オーストラリア出身の3人組バンド。ヴァイオリン、ギター、ドラムという特徴的な編成。全曲インスト。プロ・ミュージシャンが好みに挙げそうな渋味と円熟。実際、サーストン・ムーアが絶賛してるんだったか。場末の酒場的な寂寞に満ちているんだけど、完成され…

 Django Django “Django Django” (2012)

ロンドン在住のグループ。デビューアルバム。最近のBBC 6 music で “Default” が頻繁にかけられてるので耳に残ってたんだけど、アルバムも聴いてみたら全体的にすばらしかった。音については、よく「サイケデリック」と形容されている。加えるならば、エレク…

 Bellini “The Precious Prize of Gravity” (2009)

Uzeda の Agostino Tilotta と Giovanna Cacciola による別グループ。 ときどき Uzeda の “Stella” にどっぷり耽溺することが多いので Bellini も買ってみたんだけど、思った以上に同じだった。Uzeda も解散したわけではなく、一応どちらも活動中? どういう…

 Sonic Youth “A Thousand Leaves” (1998)

“Washing Machine”のポエトリーなスタイルの延長にある、「聴かせる」ヴォーカル。長めの曲が多くて、その分、ノイジーなインストの比率も大きい。 特に銘記しておく曲 M-1 “Contre Le Sexisme”M-2 “Sunday” 重いリフに、落ち着いたヴォーカル。M-4 “Wildflo…

 Sonic Youth “Washing Machine” (1995)

全体としてけっこう地味で落ち着いている。ポエトリー・リーディング的な曲が多い。だけど、聴き込むとはまってくるアルバム。歌……というかむしろ声を聴かせるつくりだと思う。ヴォーカル取れるメンバーが3人もいるバンドだということが、かなり効いている。 …

 Sonic Youth “Dirty” (1992)

わりと聴きやすいであろうアルバム。Sonic Youth 入門盤として“Goo”と並んで推奨されてる文章をよく見かける。たしかに、シングルカットされてメインストリームでもヒットしそうな曲が多い感じはある。 特に銘記しておく曲 M-4 “Drunken Butterfly”M-7 “Suga…

 Sonic Youth “Goo” (1990)

……これにもっと早く出会っていたなら、俺はギタリストを目指そうと考えていたはず。アグレッシブであり、物悲しくもあり。ぬるい安寧は欠片も見当たらない。 特に銘記しておく曲 M-1 “Dirty Boots” サーストンの落ち着いたヴォーカルによって立ち上がり、激…

 Sonic Youth “Daydream Nation” (1988)

14曲70分という長大なアルバム。M-1“Teen Age Riot”の静かな幕開けで始まり、全曲に渡って緊張が持続。M-8“Providence”というブレイクっぽい一曲や末尾に控えるTrilogyなど、全体構成もしっかりしている。ジャケットは……ゲルハルト・リヒターか。Gerhard Rich…

 SHELLAC “EXCELLENT ITALIAN GREYHOUND” (2007)

4th。かっこいい..。溜息が出るほどに。とにかく重い。ヴォーカルの歌い方や全体的な音量のバランスが、これだけ激しく重い音なのにまったく暑苦しくなく、どこか控えめでさえあったりする。CDのボリューム上げてもぜんぜんうるさくならないのが不思議。湿度…

 SHELLAC “1000 HURTS” (2000)

Steve Albini。しばしば目にする名前で、UZEDA を聴いてから(20060826)特に気になっていた。曲自体もともかく、レコーディングの面で評価が高いのをよく見かける。いくつかのバンドを経ている人なので何から聴こうか迷ったけど、2000年の“1000 HURTS”を聴…

 UZEDA “STELLA” (2006)

イタリア。4th。わりとキャリアの長いバンドみたい。Belliniという別バンドでの活動を経て8年ぶりのアルバムとのこと。不穏な気配の立ち込めるなかにも力強く。ギターは鋭く歪み、ベースは重低のグルーヴで攻める。とりわけ耳を奪われるのはドラム。変則的な…






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“でも、これはごまかしよ、ね。つかまったと思ってるだけ。ほら。わたしがここに合わせると、あなたはもうループを背負ってない”
―Angela Mitchell