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2004-01-01から1年間の記事一覧

 2004年の総括

2004年のCDの総括。20040504-20041231 今年はかなりの量を聴いたので、良いものはいろいろあった。でも総括する上であえて絞り、厳選に厳選を重ねて抽出するならば; ART OF FIGHTING “SECOND STOREY”特にM-7“SING SONG”、さらに高くM-10“HEART TRANSLATION”…

 12月の総括

12月分のCDの総括。 Psapp “Tiger, My Friend”〈Electronica / Indie Pop〉(2004) LAST DAYS OF APRIL “ANGEL YOUTH”〈Rock / Emo〉(2000) モダーン今夜 “青空とマント”〈Pop〉(2004) THE PROCUSSIONS “UP ALL NIGHT”〈Jazzy Hip Hop〉(2004) qua “painting …

 HOOD “outside closer” (2004)

UKポストロック。うた主体。ピュア。空が澄み渡り、空気がその芯まで冷えている冬の早朝。といった感じ。エレクトロも多用されているけれど前面に押し出されてなくて、あくまでナチュラルな音響を生み出すのに効果的に使われている。 M-2 “the negatives...”…

 Nujabes “metaphorical music” (2003)

最初聴いたとき日本人の音とは思わなかった...。とっても、ジャズィー。 M-2 “Horn in the middle” ベースが強い。跳ねるリズム。 M-6 “Beat laments the world” けだるい。断片的なラップ。清涼なピアノ。重層的音要素。重く煙くめぐる音像。 M-10 “Next vi…

 BATTLES “TRAS” (2004)

BATTLESの最初のEP。 EP C“TRAS2”、 B EP“TRAS3”へと連なる‘TRAS’セリーの源流。‘TRAS’の骨格はいちばんはっきりわかる。 ジャケット3枚並べると壮観。全部レーベル違うけど、ジャケット構成の形式は厳格に統一されている。フォント、タイプの位置、レーベル…

 Assunta Mano “a get well balloon” (2004)

爽やかで安定した大人のボーカル、メロディ。ポップな面もクラシックのような面もあって、ジャンルは曖昧。ジャズコーナーにあった。ベルギー。女性ボーカル。オフィシャルページでプロフィール読んだところによれば、基本的にジャズ経歴を持ったメンバーの…

 qua “painting monsters on clouds” (2004)

オーストラリア、メルボルン。Cornel Wilczekのソロ・ユニット。ジャケットがなんかカラフル。キャラクターとしてかわいい。(と思ったら裏ジャケのはちょっと怖い...。)タイトルが良い。“happy domestika”“rainy day pink mouth”など。音は静かめ。全部イ…

 THE PROCUSSIONS “UP ALL NIGHT” (2004)

バックトラックがいい。インストとしてもクオリティ高い。ラップは、トラックに乗っているというより、対等な音要素として扱われ、相互に呼応している。 インスト曲とラップ曲と半々ぐらい。しかもトラックは生演奏。という意味では正統ヒップホップではない…

 モダーン今夜 “青空とマント” (2004)

なんかタワレコでいっぱい置かれてたから聴いてみた。11人編成のビッグバンド。女性ボーカル。バンド名から想起される通りの、ジャズ風味で昭和指向な歌謡曲といったところ。M-1、M-2に掴まれた。対極にあるような二曲。 M-1 “名犬ジョディ”これは名曲。M-1…

 LAST DAYS OF APRIL “ANGEL YOUTH” (2000)

よい..。もっとはやく聴いていればよかった..。いや何も遅いなんてことぜんぜんないんだけれど。スウェーデン。スウェーデン? UKっぽい。とにかく徹底的に、エモ。ギターポップの香りもただよいつつ。音も詞も曲名も、全体的にすごく青い。恥ずかしいくらい…

 フローベール “感情教育”(1869)

“L'EDUCATION SENTIMENTALE” 1864-1869 Gustave Flaubert ASIN:4003253833 / ASIN:4003253841 [概要] フランス。パリが主な舞台。 あらすじは...書きにくい。目をみはるような展開があるわけではないので。二月革命という動乱期を舞台にしてはいるのだけれど…

 Psapp “Tiger, My Friend” (2004)

トイ・ポップ。男女ユニット、女性ボーカル。Carim Clasmann, Galia Durant。UK、ロンドン。音のつくりは実験的。楽器以外のものを音要素として多用。どの曲も不思議な音に満ちていて、次の曲ではどんな企みを?と気になる。 M-2 “Rear Moth” ポップ。 M-4 “…

 11月の総括

11月分のCDの総括。 N’TOUMOS “COSMOPOLITAN PEOPLE”〈Club Jazz〉(2004) dip “funmachine”〈Rock〉(2004) unbeltipo “joujoushka”〈Electronica / Club Jazz / Experimental〉(2004) styrofoam “nothing’s lost”〈Indie Pop / Electronica〉(2004) Turing M…

 elsie bianchi trio “atlantis blues - basel 1962” (2004)

エルジー・ビアンキ。女性ピアニスト。スイス、バーゼル、1962年。トリオでのライブ・アルバム。なんかジャケットの写真がえらくいい雰囲気。キャラ的にバランスとれた3人だと思う。 スリーブ内に彼女のインタビューが載っている。それによれば彼女の経歴の…

 GRAVENHURST “BLACK HOLES IN THE SAND” (2004)

美メロアコースティック。イギリス。非常にイギリスっぽい。ロンドンじゃなくてどっか田舎の方の。枯れた感じ。ボーカルは、心に染み入る声。音像は荒涼としているが、きれいで、純粋。静かで繊細。スタイルは明確で、揺るぎない。 M-1 “black holes in the …

 “シティ・オブ・ゴッド Cidade de Deus”(2002)

何かと良い評判を耳にしていた“シティ・オブ・ゴッド”ASIN:B0000BZ4J1。60年代から70年代にかけてのブラジル、リオのギャング団の物語。ノンフィクション。すさんだ気分だったのでつい借りてしまった。ブラジルのギャングのノンフィクション? どうせ暗くて…

 state river widening “cottonhead” (2004)

最初の曲のイントロ数秒を聴いてそのアルバムが自分にぴったりくるってわかることがある。ああこれこれ、はいはい、もうまちがいないね、じゃ、レジへ。っていうような。だいたいそういう判断はまちがっていないけど、でもそのアルバムの全曲が完璧、ってい…

 Turing Machine “ZWEI” (2004)

インスト。3人編成。ハードなドラム、ベース。+ミニマルなギター。重く、濃密。切れ目なく続く音。無駄が一切排除されたような、シンプルな轟音の怒濤。どの曲も目指す方向は同じ。そういう意味では自分たちの世界が既に完全に確立されている。全体を通して…






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“でも、これはごまかしよ、ね。つかまったと思ってるだけ。ほら。わたしがここに合わせると、あなたはもうループを背負ってない”
―Angela Mitchell