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2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

 PIA FRAUS “NATURE HEART SOFTWARE” (2006)

エストニアのバンド。エストニアか...。想像もつかないがこれでPia Frausの国として覚えることになるな。 3rd。男女ヴォーカル(ほとんど女性ヴォーカル)。シューゲイザーなギターサウンドだけど、曲調は穏やか。ギターポップのような風合いもある。ヴォー…

 WRONG SCALE “fate effects the surface” (2006)

6曲入りミニアルバム。爽快なヴォーカルと美麗な曲展開にはメロコアな出自を感じるけど、音は緻密でテクニカル。band apart に近いかも。というかいっしょに売られてた。とくにコーラスワークに透明感があって、広がりがある。 M-1 “frames laid out” どこを…

 小林 章 “欧文書体”

必読。フォントを扱うときだけでなく、ヨーロッパ圏の文字を読み書きするときの一般的常識として。細かい話はいろいろあるのだけどそれはともかくとして重要な点は第1章、自然な欧文書体と不自然な欧文書体の差はどこにあるのか、というところ。(というかそ…

 西島大介 “アトモスフィア”

1..モノローグが繰り返される。 「ふざけんな」 なんてことを決して わたしが言わないのは あらかじめ全てを 赦してやってるからだ。 わたしが わたしのために。 あらかじめ全てを赦しているということは、世界に対して何も期待しない態度のことなのだろうか…

 Vervein “The Weather Inside” (2005)

LINUSで購入した。トートと共に。2nd。1曲目のヴォーカルの始まりで cocteau twins?と思ったけどむしろlushか。シューゲイザー寄り。儚げな女性ヴォーカルがわずかにハーモニーを伴って、背後に広がるギターの轟音に溶け合う。 M-1 “Code Orange” M-2 “Walk…

 Ego-Wrappin' “On the Rocks!” (2006)

なんか油断してたらすごく良かった。楽曲のクオリティは上質で、ヴォーカルも高い水準で安定、突き抜けるように開放的で、一点の曇りもなし。歌詞は不思議な言語感覚に満ちているが、曲とは溶け込んでる。 M-1 “天国と白いピエロ” M-3 “Mother Ship” かっこ…

 BARBARA MORGENSTERN “THE GRASS IS ALWAYS GREENER” (2006)

ドイツ。4th。ゲーム音みたいなシンセで始まる曲が多いので、そういうローファイ/キュートポップな路線なのかと思ってしまうけど、曲が進むに連れて音が重ねられていき、やがていろんな成分のエレクトロがバランスよく配合されて、イントロからは想像もつか…

 the mark inside “static/crash” (2006)

カナダのバンド。1st。ギターのドライヴ感が漲り、ヴォーカルは気怠くシャウト。 M-1 “carousel” うねる。M-2 “sweet little sister” M-1から曲間を置かずにこのイントロで、畳みかけるような展開。そんな長い曲ってわけでもないのに、変幻する。M-5 “metal …

 CHEVREUIL “CAPOËIRA” (2006)

フランス。4th。インスト。タイトルが音をひとことで説明できてる。この言葉そのままのイメージが目に浮かぶ。温もりなし。変則ビートで繰り広げられる無機的な応酬がひたすらストイックに続く世界。なんかもう重いとか低音とかそういうレベルではない。粘性…

 北野勇作 “どーなつ”

0.. 最初に読んだときの印象:妙にほのぼのしていて心和む雰囲気もあるけれど、同時にそこはかとなく怖いようでもあり、でもそれでいてどこか可笑しい。かわいげな見た目(表紙もだけど、文体も。)と裏腹に、構成は、とても難しい。一回読んだだけでは、内…

ちょっと簡単に雑記を書いておく。 いつもあたらしく聴いたCDのLOGばかり書いていて、前に聴いたものについての言及をほとんどしてなかったので、それもどうかな、とふと思ったりした。1ヶ月ごとには総括でまとめてるんだけど、それより前のものについて語る…

 THE RADIO DEPT. “Pet Grief” (2006)

スウェーデンのバンド。2nd。けっこう良かった。透明で繊細な音が多重に響き合う、開放的な全体。エレクトロ+シューゲイザー+ギターポップな感じで、夢見心地。 M-2 “Pet Grief” M-6 “The Worst Taste In Music(Extended)” シングル曲。 M-7 “Every Time” …

 荒木飛呂彦 “STEEL BALL RUN vol.8”

“#36 緑色の墓標 1” 本筋から少し外れ、スティール夫人が意外と活躍し始めたところ。最前線からの重要な情報を持ち帰った伝書鳩をめぐる、スティール夫人と大統領の攻防。 とくに、鳩小屋から逃げ出した伝書鳩を大統領側近ブラックモアが追う場面、この10ペ…

 ulrich schnauss “far away trains passing by” (2001)

ドイツ、ベルリン。1stの再発。といってもその再発盤が出たのもだいぶ前だけど。基本的にインスト。爽やかで、澄み切っている。雑念を浄化し霧散させるほどに清純。基盤を成すビートは滑らかにも堅固で、上層の浮遊感に安心して身を任せていられる。心を洗い…

 STEREOLAB “fab four suture” (2006)

2005年に出された限定盤7インチシングル3枚の内容を中心とした編集アルバム。 ここにあるのは、切なさというよりも、憂い。ピコピコしたトイ・ポップみたいな音を要素としているのに、メロディは抒情的でウェット、気怠げなヴォーカル。 M-1 “Kyberneticka Ba…

 4月の総括

4月分のCDの総括。 NIK BÄRTSCH'S RONIN “STOA” 〈Jazz / Post Jazz〉(2006) 20060404 ASIN:B000E0W2AC スイスのピアニスト、ニック・ベルチュのグループ。1st。ジャズの先鋭。 M-1 “Modul 36” 曲の最初から最後まで、展開がドラマチックで、常に期待感が持…






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“でも、これはごまかしよ、ね。つかまったと思ってるだけ。ほら。わたしがここに合わせると、あなたはもうループを背負ってない”
―Angela Mitchell