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.Pop

Barbara Morgenstern “Unschuld und Verwüstung” (2018)

ドイツで活動するエレクトロニカ/エレクトロ・ポップのミュージシャン。 ベルリンの Monika Enterprise でその創立時からアルバムをリリースし続けてきたけれど、10枚目となるこの “Unschuld und Verwüstung(無垢と荒涼)” は、同じベルリンの Staatsakt か…

Julia Holter “Aviary” (2018)

LAのコンポーザーによる 5th アルバム。 シンセの他に、弦楽器やトランペット、バグパイプなど生楽器をさまざまに用いたオーケストラルなサウンド。全編に渡り彼女自身のヴォーカルを最大限に活かした楽曲づくりがなされている。 各曲は少しずつ印象が異なる…

 Barbara Morgenstern “Doppelstern” (2015)

わりと経歴が長く、質の高いエレクトロ・ポップを安定してリリースしているドイツのミュージシャン。 “二重星” と名付けられたこの作品は、前作 “Sweet Silence” から3年振りとなる 7th アルバム。Hauschka や Lucrecia Dalt の他、Monika のオーナー Gudrun …

 Owen Pallett “In Conflict” (2014)

4thアルバム。ヴォーカルが最大限に作用してる楽曲。ヴォーカルラインだけでメロディをリードしてる。声質には若干クセがないこともないけど、歌唱表現力は高いし、独特。バックはストリングスを基盤としながら時折エレクトロニカの味付けを加え、雰囲気はと…

 Erika Spring “(S/T)” (2012)

ブルックリンのインディ・ポップ・グループ Au Revoir Simone のメンバー Erika Spring Forster によるソロプロジェクト。5曲入りEP。涼しげなヴォーカル・ライン。Stereolab とか Ivy の雰囲気に近いと思う。シンセ・サウンドにチープ感とメロディアスな透明感…

 Barbara Morgenstern “Sweet Silence” (2012)

とくに誰に宛てるでもなく秘かにおすすめしたい。ドイツ在住のミュージシャン。女性ヴォーカルのエレクトロ・シンセポップ。曲を構成する要素自体は玩具風のかわいい感じなのに、それらが連ねるメロディは憂愁で澄み切っている。シンプルなつくりで音像の深み…

 The Books “THE WAY OUT” (2010)

ニューヨークを拠点にする二人組ユニットの、5年振り4thアルバム。前作までの The Books は、ローファイな表面の下に緻密な構造を感じさせるいかにも「都会的フォークトロニカ」って感じの音だったけど、今作は、スリーブ解説にもあるように “more driven” …

 Donna Regina“The Decline Of Female Happiness” (2010)

安定したクオリティ。何枚目のアルバムかもよくわからないほどの長いキャリアで、まわりに影響されず延々と自分たちのスタイルを貫いているタイプ。女性ヴォーカルのエレクトロ・ポップなんだけど、とってもアンニュイ。……まぁ、前作・前々作のレビューで書い…

 OWEN PALLETT “HEARTLAND” (2010)

クラシックやフォークの風味があるストリングス主体の楽曲に、叙事詩的で大仰な歌詞を歌うヴォーカル。全部で12ある曲は、Lewis という名の“超暴力的な”農夫がめぐる情景を描いているとのこと。 けれども実際の印象としては、そんな基礎情報からは想像もつか…

 ASOBI SEKSU “HUSH” (2009)

3rdアルバム。 ニューヨークのユニット。ジャパニーズ·アメリカンの女性ヴォーカリスト。 このアルバムを簡単にシューゲイザーと言って説明を終わらせてしまってよいかは微妙なところかもしれないけれど、シューゲイザーという言葉にドリーミーな意味合いが…

 CORTEX “troupeau bleu” (1975/2008)

フランスのグループによるブラジリアン·テイストのジャズ·ポップ。1975年に出た1stの再発。キーボード主体でメロディアス。繊細で澄み切った女性ヴォーカルと絡んで、軽やかにもグルーヴィーな音。 Alain MION : claviers, chant - keyboards, vocalsAlain G…

 Donna Regina “More” (2007)

甘く透明な女性ヴォーカルで、まどろむように心地良いメロディ。穏やかな落ち着ける曲ではあるはずだけど、同時に、そこはかとなく胸騒ぎを湧き起こす。それは愁いや寂寥を多分に含んでいるため。といっても儚く枯れた感じではなくて、もっと確かさのあるポ…

 guther “sundet” (2006)

2nd。MORR MUSIC。どの曲も良いな。1stのほのぼのしたギターポップ路線から、もう少しロック寄りのしっかりした音になってる。芯がある感じに。音の違いがそれぞれのジャケットに表れてると思う。 M-2 “statements” M-3 “many frames per moment” 特徴あるリ…

 フルカワミキ “Mirrors” (2006)

1stソロ。だいたいの曲を自分で作詞作曲してる。全体にポジティヴな雰囲気が満ちていて、涼しく、流麗。この方向性なら安心。というか...“Answer”以後にSupercarが成り得た姿のひとつ、ではあると思う。そのような期待に甘んじることが良いことなのかどうか…

 Psapp “THE ONLY THING I EVER WANTED” (2006)

2nd。1stのあとDominoに移籍。音自体にはシンプルでナチュラル、手作りな温もりがあるけれど、繰り広げられるのは少し陰のある情景。女性ヴォーカルのポリフォニックなアレンジが良い。なかでも M-10 “Eating Spiders”が。 M-1 “Hi” M-2 “King of You” とく…

 THEY MIGHT BE GIANTS “FLOOD” (1990)

ちょっと昔のものも聴いてみる。子供の頃の経済的自由度のなかでは断念せざるを得なかったCDを、大人になってみてあらためて買ってみよう。と思って買ってみた1枚。THEY MIGHT BE GIANTS の“BIRDHOUSE IN YOUR SOUL”、この曲がふと記憶によみがえり、無性に…

 PIA FRAUS “NATURE HEART SOFTWARE” (2006)

エストニアのバンド。エストニアか...。想像もつかないがこれでPia Frausの国として覚えることになるな。 3rd。男女ヴォーカル(ほとんど女性ヴォーカル)。シューゲイザーなギターサウンドだけど、曲調は穏やか。ギターポップのような風合いもある。ヴォー…

 Vervein “The Weather Inside” (2005)

LINUSで購入した。トートと共に。2nd。1曲目のヴォーカルの始まりで cocteau twins?と思ったけどむしろlushか。シューゲイザー寄り。儚げな女性ヴォーカルがわずかにハーモニーを伴って、背後に広がるギターの轟音に溶け合う。 M-1 “Code Orange” M-2 “Walk…

 Ego-Wrappin' “On the Rocks!” (2006)

なんか油断してたらすごく良かった。楽曲のクオリティは上質で、ヴォーカルも高い水準で安定、突き抜けるように開放的で、一点の曇りもなし。歌詞は不思議な言語感覚に満ちているが、曲とは溶け込んでる。 M-1 “天国と白いピエロ” M-3 “Mother Ship” かっこ…

 BARBARA MORGENSTERN “THE GRASS IS ALWAYS GREENER” (2006)

ドイツ。4th。ゲーム音みたいなシンセで始まる曲が多いので、そういうローファイ/キュートポップな路線なのかと思ってしまうけど、曲が進むに連れて音が重ねられていき、やがていろんな成分のエレクトロがバランスよく配合されて、イントロからは想像もつか…

 STEREOLAB “fab four suture” (2006)

2005年に出された限定盤7インチシングル3枚の内容を中心とした編集アルバム。 ここにあるのは、切なさというよりも、憂い。ピコピコしたトイ・ポップみたいな音を要素としているのに、メロディは抒情的でウェット、気怠げなヴォーカル。 M-1 “Kyberneticka Ba…

 フーバーオーバー “炭酸水” (2006)

7曲入り。“月曜日の未明”に続いてまたミニアルバム。でもこのぐらいの量の方が聴きやすい気も、する。作詞作曲をヴォーカルのひとが両方手がけている形式のバンド。うたがとても巧いとかではなく、かといって下手すぎるわけでもなくけっこうクリア寄りで聴き…

 HOLIDAY WITH MAGGIE “welcome to hope” (2006)

Monastir のメンバーでもある Magnus Björk とMarcus Olsson の2人によるバンド。というかもともとこっちが本業みたい。曲調はストレートなギターポップ。...というより、パワーポップ、だろうな。近いのは Fountains of wayne とか。Monastir と比べると、…

 Chatmonchy “恋の煙” (2006)

チャットモンチー。いしわたり淳治プロデュース。っていうところでなんか今まで避けてた。大好きだったバンドの解散後の活動に触れるというのがしのびなくて。あとは巷に溢れるsupercarフォロワーにいい加減食傷してたというのもあって、またその手のバンド…

 au revoir simone “verses of comfort, assurance & salvation” (2005)

ほどほどに凄惨な現況において逆にこういう系統の音楽を聴いてみるのも、まあいいだろう。と思って買ってみた。でもちょっとイメージ違ってたかも。ガーリー、キュート、スウィートでポップ、みたいな形容で売り出されてるけど、少なくとも音自体はそんなで…

 Guitar “Saltykisses” (2006)

ドイツのバンド。このCDは日本盤のみ。同時発売の“Tokyo”というアルバムもあって、そっちはドイツのレーベル onitor からのリリースで、来日時の印象にインスパイアされてつくられた、和風っぽくまとめたフォークトロニカ。前作“Honey Sky”は、「シューゲイ…

 BELLE AND SEBASTIAN “THE LIFE PURSUIT” (2006)

ベルセバ新作。相変わらず楽観的な音だ。前作に引き続き、比較的リズムの強調された軽快な音。曇りや憂いの欠片もなし。これ聴くともう冬は過ぎてしまったかのように思うぐらいに。 M-1 “act of the apostle” M-2 “another sunny day” なかなか激しめ。 M-3 …

 湯川潮音 “湯川潮音” (2006)

今月アルバム発売だったって、忘れてた。メジャーデビューアルバム。インディーズで何枚も出してはいるけど。しかしこの人は..。相変わらずジャケットちょっと怖いなー。ASIN:B000065BBJ? とてもそう見えないが..。 M-3 “裸の王様” 岸田繁作曲。 M-4 “HARLE…

 湯川潮音 “蝋燭を灯して” (2005)

ヴォーカリストとしてけっこう注目されてる人、らしい。なんか名前だけは聞いたことあるような気がする。けっこうアルバムも出してるみたい。これは3曲収録のシングルで、James Ihaがプロデュース。コーラスにも参加。M-1 では作曲も共作している。 M-1 “蝋…

 メカネロ “メクルメクセカイ” (2005)

男子3名、女子2名。wafflesに似た雰囲気。でも大きな違いは、歌詞をヴォーカルが書いていないこと。作詞作曲共に、ベースの人が書いてる。作曲はともかくとしても、歌詞はヴォーカルに書いていてほしいところだけど。ところが、歌詞の中の人称代名詞が常に男…






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“でも、これはごまかしよ、ね。つかまったと思ってるだけ。ほら。わたしがここに合わせると、あなたはもうループを背負ってない”
―Angela Mitchell