4thアルバム。
ヴォーカルが最大限に作用してる楽曲。ヴォーカルラインだけでメロディをリードしてる。声質には若干クセがないこともないけど、歌唱表現力は高いし、独特。
バックはストリングスを基盤としながら時折エレクトロニカの味付けを加え、雰囲気はとてもファンタジー。バロック・ポップとか言われてるらしい。
全体的なまとめ方として、古き良き “コンセプト・アルバム” の香りが濃厚。むかしだったらプログレという括りに入ってた趣向性なんだろうけど、2014年の音楽としては、あれらのあと40年分ぐらい溜め込まれたさらなるコンテクストがさまざまに流れ込んでいるわけで、もっと奇妙なハイブリッドになってる感じ。
――いろいろ書こうと思ったけど、3rd アルバム “Heartland” のとき自分が書いた文章見たらあのときとほとんど感想変わらないな……。→ http://d.hatena.ne.jp/LJU/20100308/p1
わりと誰に対してもお勧めできるアルバムな気がする。
特に銘記しておく曲
M-3 “On a Path”
M-8 “The Sky Behind the Flag”
M-10 “The Riverbed”
Owen Pallett
Information
Birth name | : Michael James Owen Pallett |
Origin | : Ontario, Canada |
Born | : 1979 |
Links