.Slow Core
スロウコアのユニット Dakota Suite とピアニスト Quentin Sirjacq によるアルバム。この組み合わせでつくられたアルバムとしては3作目。インスト曲とヴォーカル曲が半々ぐらいの構成。ギターのアルペジオ、ゆったりしたピアノ、力の抜かれたヴォーカルで、…
たぶん Gravenhurst は、私が所有している音源のなかでももっとも澄み切った境地にある音楽。音数は少なく、主にアコースティック・ギターと繊細なファルセット・ヴォイスによって透明な世界が精製されている。その純粋さは道徳的な清濁とはもちろん無関係で、…
シカゴ出身の男女ふたり Joseph Desler Costa と Lindsay Anderson によるユニット。活動休止状態を経て、ひさしぶりに出た4thアルバム。 ダウンテンポで叙情的なメロディ、物悲しく歌い上げるヴォーカル。いわゆるスロウコア/サッドコアではあるのだけど、…
Nick Talbotのユニット。3rd。前作のEP“BLACK HOLES IN THE SUN”はフォーク色が強かったのに、このアルバムは思いっきりバンドサウンド。ロックになっててちょっとびっくりした。でも根底にあるのはアコースティックなつくりかた。愁いに溢れたメロディ、ヴ…
2ndをなんとなく買ってみた。 世界の何もかもをことごとく凍りつかせるかのように冷えきっていて、なおかつ、恐ろしさすら感じるほどに美しい。太陽、喜び、情熱、その他あらゆる暖かみのあるものの対極にある音。希望なるものがこの世にあることを忘れそう…
ライヴ会場で売ってた1stEP。かなりレアだと思う。今よりもずっと、枯れた感じ。憂いとか、哀愁だとかに満ちている。まだこの頃はヴォーカルの持ち味が最大限に発揮されてはいない。1st、2ndアルバムと進むにつれてヴォーカルによりウェイトが置かれるように…
7th。男女ツインヴォーカルのハーモニーがきれい。前半の曲はロック、後半はしんみり。 M-1 “MONKEY” M-3 “EVERYBODY'S SONG” かなりノイジーなギター。はっきりしたコーラス。ツインヴォーカルの持ち味が出てる。間奏もぐっとくる。芯のある音。 M-7 “CUE T…
泣けるし、痺れる。当然のことながら、夜に聴くべき音。男女ツインヴォーカルの、耽美的で枯れたハーモニー。透明度が高く低温のメロディ。まちがいなく名盤。同時代にこんな名盤が出てくるなんて、幸せなことだ。好みによらず、リアルタイムで聴くべき。こ…
美メロアコースティック。イギリス。非常にイギリスっぽい。ロンドンじゃなくてどっか田舎の方の。枯れた感じ。ボーカルは、心に染み入る声。音像は荒涼としているが、きれいで、純粋。静かで繊細。スタイルは明確で、揺るぎない。 M-1 “black holes in the …
2nd“SECOND STOREY”(2004.08.12.)が良かったため1stへ遡行。LINUS RECORDSで買った。 ジャケットには一貫した形式が感じられる。音も1stと2ndでほとんど変わっていない。 M-1“SKELETONS” アルバムの最初にふさわしい。M-2の序曲としても良し。 M-2“GIVE ME T…
メルボルンのバンド。ポスト・ロックってレイベリングされてるけど、わりと正統派だと思う。叙情的、静的。l'altraみたいな感じ。LINUS RECORDSの店長がライナー書いてるというのにもひかれて、とりあえず買ってみた。スリーブがなかなか。海に建つ家。スリ…