.Jazzy Hip Hop
Gang Starr の Guru のソロ・プロジェクトとして、1993年にリリースされたアルバム。ラップのバックトラックに生のジャズバンドを用いるスタイルの先駆に当たる*1。 Jazzmatazz はシリーズとしてその後もリリースされ、2007年の vol.4 まで続く。この vol.1 …
音楽好きの友人と、最近何聴いてる?みたいな話をするとき、ヒップホップのアルバムを持ち出すと、“ヒップホップだけは体が受けつけない”といつも言われてしまう。それは日本のラッパーのイメージで捉えて言ってるのかなー、という感じがするのだけど、そう…
印象はモノクローム。深夜。極限まで煮詰められた濃厚なブラック。衝動の対極にあって、ゆったりと円熟。 M-3 “FLIP YA LID” M-6 “YOU WISH” イントロの溜め具合。 M-9 “ME!” M-10 “I AM YOU” このアルバムから1曲選ぶならこれ! 渋いジャケット。なるほど。…
1.. 生音メインのヒップホップ。バックトラックは単体のジャズとして聴いても気持ちよくて、渋味のあるベースとタメのあるドラムが、重くてムーディな地平をつくりだしている。その上に、ラップは楽器のひとつであるようなラインを描く。 Jazzy系ヒップホッ…
あいかわらず外れなし。ピアノ主体のメロウなトラックに、自己主張しないリリカルなラップ。休日に家で流しっぱなしにするのに良い音。アルバム後半はインスト。 M-3 “Luv(sic.)pt3” featuring Shing02 M-6 “Eclipse” featuring Substantial M-7 “The Sign…
生楽器ヒップホップ。曲調は、ほとんどジャズと言ってもいいぐらい。そこに乗るのは、ラップだったりヒューマンビートボックスだったり。トラックとすごく自然に調和してる。楽器のひとつのように。かといってラップとしての自己主張が控えめ、というわけで…
最初聴いたとき日本人の音とは思わなかった...。とっても、ジャズィー。 M-2 “Horn in the middle” ベースが強い。跳ねるリズム。 M-6 “Beat laments the world” けだるい。断片的なラップ。清涼なピアノ。重層的音要素。重く煙くめぐる音像。 M-10 “Next vi…
バックトラックがいい。インストとしてもクオリティ高い。ラップは、トラックに乗っているというより、対等な音要素として扱われ、相互に呼応している。 インスト曲とラップ曲と半々ぐらい。しかもトラックは生演奏。という意味では正統ヒップホップではない…