あいかわらず外れなし。
ピアノ主体のメロウなトラックに、自己主張しないリリカルなラップ。
休日に家で流しっぱなしにするのに良い音。
アルバム後半はインスト。
M-3 “Luv(sic.)pt3” featuring Shing02
M-6 “Eclipse” featuring Substantial
M-7 “The Sign” featuring Pase Rock モーダル。
M-13 “Light on the land” ちょっとエレクトロ風味。
やっぱりヒップホップはジャズをベースにするのがいちばんしっくりくると思う。
断片化されたジャズ+ブレイクビーツ。
ビートは人工の匂いを残しながら緻密な構築を徹底して単純性を逸脱し、そのように強化されたビートがシンプルにループし続けることでさらなる強度を獲得。一方で、手触り感のあるジャズの断片はループを超えたメロディを描いていて、それらの一体となったグルーヴは、身体に直結するリズムを持ちつつも感情レベルにも響き渡ることに。
異なる感覚に対して同時多方面的に作用する音。