1st。
今までのEPと比べるとわりと聴きやすくなってるかも。
音の構成はかなり複雑だけど、強いリズムによって全体が激しく牽引され、目眩く怒濤の情景に溶け込んでいく。
テクニックを身に付けた上で先鋭性へ関心を向け、かつ実験的過ぎないようにまとめる能力、それらのバランスの結果。
どの世界にもこういう卓越した人たちっているものだと思う。
これこそ今もっとも新しい音楽だ、って言い切っておいてもそんなにまちがってないはず。
M-1 “Race:In”
M-2 “Atlas” ヴォーカルが不思議。
M-3 “Ddiamondd”
M-4 “Tonto” 比較的繊細な感じ。
M-10 “Tij” 展開が好き。
M-11 “Race:Out”
ジャケットも良いと思った。
鏡張りのスタジオが、その中の楽器とともに、周囲から切り取られた空間として写っている。
環境を捨象して、ただ音楽の生み出される場所のみを際立たせるものとして。
純粋に音だけがそこにある、というイメージ。
そしてそれは鏡によってどこまでも反復・複製されていく。
PV: http://www.pitchforkmedia.com/page/forkcast/41452#Battles_Video_Battles_
ASIN:B000OLHGBQ