::: BUT IT'S A TRICK, SEE? YOU ONLY THINK IT'S GOT YOU. LOOK, NOW I FIT HERE AND YOU AREN'T CARRYING THE LOOP.

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 OVERROCKET“OVERROCKET” (2004)



女性ボーカル、エレクトロニカ、ポップ。ちょっとテクノ寄り。
最近のこの系統のもののなかでは、出来は良い方だと思う。
全体的に涼やかな音。水を感じさせるような。せせらぎとか水滴とか。そんな感じ。
注目すべきは(そんなでもないが。)、韻を気にした歌詞。supercar的な。

って書いて思ったけど、supercar-石渡淳治的歌詞系列と、HipHopって、まったく似てないようなのにライミングという点では同じだ。意味よりも韻の踏み方・語感をときとして優先させるところが。正統HipHopはそうでもないか? 正統HipHopでは歌詞内容・主張は重要かも。そうすると主張の有無で両者を区別することができるのか。区別したからなんだって話だけど。でも歌詞とか唄いまわしの方向性って、大きくこういう流れになっているとは思う。
あとはタイトルに見られる世界観。(歌詞が語感重視だとすれば、世界観はタイトルに表れる。)
“Tristes tropiques 悲しき熱帯”とか“Romance car”とか。すごく文脈・背景を感じる語だな...。

M-1“The wheel is clamped” Lali Punaを思い起こさせる。透明感。
M-4“Descriptions” 開放的なサビ。
M-5“Fake Note” テクノ/ポップ。








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“でも、これはごまかしよ、ね。つかまったと思ってるだけ。ほら。わたしがここに合わせると、あなたはもうループを背負ってない”
―Angela Mitchell