GRIEG
PIANO CONCERTO IN A MINOR, Op.16
1st Movement : Allegro molto moderato
2nd Movement : Adagio
3rd Movement : Allegro moderato molto e marcato
SCHUMANN
PIANO CONCERTO IN A MINOR, Op.54
1st Movement : Allegro affettuoso
2nd Movement : Intermezzo (Andante grazioso)
3rd Movement : Allegro vivace
SVIATOSLAV RICHTER, Piano
MONTE CARLO NATIONAL OPERA ORCHESTRA
cond.by LOVRO VON MATAČiĆ
リヒテル。グリーグのピアノ協奏曲をリヒテルが演奏するのが聴いてみたくて購入。
だいぶ前、今ほどクラシックに興味がなかった頃、なんかクラシックでも聴いてみようかなとふと思ったときがあって、そういえば子供の頃ペール・ギュントを気に入ってたなと思い出して、グリーグ曲集のアルバムを買ってみた。ところが、好みが変わったのか記憶違いだったのか、ペール・ギュントが思ってたような曲ではなく、それよりもノルウェー舞曲にはまり、少し時間をおいてピアノ協奏曲にもはまった。
とくにピアノ協奏曲第三楽章。聴けば聴くほど好きになっていく。序盤の雄壮、中盤の穏やかな感じ、後半の激しさ。どの局面もすごく好き。なかでも、途中で一瞬音が途切れた後に、遠方で聞こえるような静かなリズミカルな音から急に鋭いピアノの和音が入るところが、しびれる。
この曲のリヒテル演奏盤があるのを知り、リヒテルが弾くグリーグのピアノ協奏曲って、どんななんだろう?と思って買ってみた。リヒテルのピアノって、すごく力強いと思う。音が際立ってる。オーケストラに融けきってしまうことがない。グリーグ曲集のスティーヴン・コヴァセヴィチのピアノは、もっと穏やかで繊細な感じがする。というかオーケストラの音もぜんぜん違う雰囲気だし。
同じ曲を違う演奏で聴いてみるというクラシックの聴き方が、だんだんわかってきたような気がする。
シューマンの方も、第三楽章がいちばんよかった。イントロのピアノが気持ちよくリズミカル。