フーバーオーバー “炭酸水” (2006)
7曲入り。
“月曜日の未明”に続いてまたミニアルバム。でもこのぐらいの量の方が聴きやすい気も、する。
作詞作曲をヴォーカルのひとが両方手がけている形式のバンド。
うたがとても巧いとかではなく、かといって下手すぎるわけでもなくけっこうクリア寄りで聴きやすくはあるのだが、声質自体には大きな特長はない。
だけど言葉遣いやその音への乗せ方などにきわめて独特の個性がある。歌詞の能力と作曲の能力が両方うまく合わさっている例。
前作“月曜日の未明”は、冒頭から強烈にインパクトがあったけど、このアルバムはもう少しまろやかかも。
とてもポップ。その一方でものすごくギターバンドでもある。これを弾きながらうたっているというのは、一度見てみたいと思うところ。
M-1 “炭酸水” 途中の早口になるところ。
M-2 “MYムMYム” この言語感覚。自分にはこういうのの欠片もないよ。なおかつそれがギター、リズムと完全に同調されている。そういう意味で希有なバンド。
M-3 “不安全ピン” 一瞬ちょっとせつなくなるところが。
M-5 “ライバルはリッケンバッカー”