ノルウェーのジャズバンド。これが2ndアルバム。メンバーはほとんど20代。という若さのそのままに、勢いがあって現代的な音。クラブジャズまではいかないが。でも伝統に固執してるわけでもなさそう。楽器編成はエレクトロニックなものもなくノーマルなのだけど、そのなかで、形式にこだわりすぎず新しい音をつくろうとしてる感じがする。
この音の何を現代的と感じるのかというと、たぶんスピード感とか、細かく刻まれるリズムとか、そういうところ。
音楽が進化するものだとするならば(そうだと思ってるけど)、リズムにおける進化こそが、その基本だと思う。そういう意味でmotifの、ほどよく疾走しつつも微細に揺らいだ音は、たしかに現在に位置している音。
たまにすごく豊穣で複雑な音に満ちているシーンが出てきて、そういう一局面だけ取り出すと、ジャズにおさまらず違うジャンルの音にも聞こえる。
1stも聴き直してみると、“Git on Up”なんかはすごく良かった。でもこの2ndは全体的に1stよりもかなり良くなってると思う。曲の構成がしっかりしてて聴きやすい。
M-2 “rock solid” 激しい。全体に動的。
M-4 “kauto” 力強いアンサンブル。
M-6 “bee”
よく見るとジャケットがやけにかわいい。
まさかモチーフという意味でこのジャケット?