どういう音楽を聴こうか、と考えるときに、基本的な心がけとして、リアルタイムで流布している音楽を優先的に聴いていこうという意識を持っている。というのは、昔のものはいつでも遡って体験できるけど、いまここで同時代を共有している、という感覚は現在でしか体験できないことだと思うから。
そう思いつつも、どうもだいぶ前から売れ筋の音楽というのをあまり聴かなくなっていたかもしれないと気付いたので、メジャーなものも*1ちゃんと聴いていこうと最近思い始めた。実際このごろのよく売れてる音楽を聴いてみると、けっこう良かったりしたし。
ということで、THE STROKES。
ニューヨークのバンド。でもUKっぽい。
かすれたヴォーカルが特徴的。そしてギターがとても良い。ドライヴ感がみなぎっていて、気持ちいい。やっぱりロックの真髄はギターにあるんだな、とあらためて思った。
ヴォーカルとギターは、ほぼ同等の比重をもって耳に入ってくる。意識せずとも。バランスが良く、相補的。
アルバムを通して音のつくりは統一されてるけど、曲調はさまざま。一曲一曲、音に対してとても真摯に取り組んでる感じがする。音数が多いのに、ギミックを使わずあくまで基本的な楽器構成で成し遂げているところが。
M-2 “JUICEBOX” シングルカットされてる。
M-6 “VISION OF DIVISION” 途中のギターソロ、たしかにメタルみたいだ。これはやりすぎじゃないかな...。こういう音ひさしぶりに聴いた。
M-8 “ELECTRICITYSCAPE”
M-10 “FEAR OF SLEEP”
*1:何を基準にするか難しいところだけど。でも、ふと気付いたら、rockin'onに出てるミュージシャンがさっぱりわからなくなっていた。
