::: BUT IT'S A TRICK, SEE? YOU ONLY THINK IT'S GOT YOU. LOOK, NOW I FIT HERE AND YOU AREN'T CARRYING THE LOOP.

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 Tenório Jr. “embalo” (1964/2002)















A.Y.B.Forceの“LOST BREAKS”の隣で、元ネタのひとつ、として売られてたんだけど。A.Y.B.Forceではなくこっちに興味が向いた。
テノーリオ・ジュニオル。
ピアノ。
ブラジルのジャズ。
聴いた限りでは、ブラジル、ってイメージはない。
ライナーを見ると、ブラジルのこの時代のジャズが、後のボサノヴァにつながっていったとのこと。
でもボサノヴァっぽい感じはまったくしない。ピアノ主体だからかな。
基本的にリズミカル。

ジャズの場合はピアノものが好きなんだとわかってきた。


M-3 “NEBULOSA” 2分弱と短いけど。ダンサブル要素が凝縮されてる。
M-4 “SAMADHAI” トロンボーンとピアノ。
M-6 “FIM DE SEMANA EM ELDORADO” この耳あたりのよいポジティヴ感。
M-7 “NECTAR” 気怠さが好き。これもトロンボーン。気怠いトロンボーンと軽やかなピアノの対比が良いバランス。
M-9 “CONSOLAÇÃO” 


...どの曲も良い。
万人が好きになれる音楽なんてあまりないと思うけど、このアルバムからは誰もが適度に心地よさを感じられるはず。



曲名が邦題に訳されてるものがあって、その雰囲気がなんかいい感じだった。
文学作品とか、映画のタイトルみたい。
 M-2 “INÚTIL PAISAGEM / 無意味な風景”
 M-3 “NEBULOSA / 曇りがち”
 M-6 “FIM DE SEMANA EM ELDORADO / エルドラードでの週末”
 M-10 “ESTOU NESSA AGORA / それに夢中”
 M-11 “CARNAVAL SEM ASSUNTO / 語るべきもののないカルナヴァル”
とか。この邦題のニュアンスが、曲調にすごく合ってる。


ASIN:B00018QF3C






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―Angela Mitchell