::: BUT IT'S A TRICK, SEE? YOU ONLY THINK IT'S GOT YOU. LOOK, NOW I FIT HERE AND YOU AREN'T CARRYING THE LOOP.

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 CHATMONCHY “耳鳴り” (2006)














感情。
歌詞に思い耽ることを誘われたバンドというのは、随分ひさしぶりかもしれない、と思う。
メンバー3人がみんな歌詞を書いている、というのもあるのだろうけど、とても彩りのある世界で、多様性に富んでいる。いろいろなシチュエーション、折々の物語。だれにでも何かしらがあてはまるような。
ところでふと自分を省みて比べると、あまりに彩度がないことになんとなしに唖然とすることになる。いや、まあ冷静に考えるとそんなに何も感じていない毎日というわけでもないけれども...。よく思い出せば起伏もあるし、今日だっていろいろあったはずだ、確か。
でもそういうことじゃない。ここにあるのは何かもっと違った...なんだろう...。純真とか、まっすぐとか、そういう形容がつい浮かんでしまうけどそうではなくて、たぶん、理性で抑制されていない感情、それが飼い慣らされていないそのままに表れ出ているということなのではないかと、もどかしくも考える。
いずれにせよそれが、自分のなかのある部分の目を覚まさせる。
言葉と、音。その組み合わせが持つ強烈な力として。



M-1 “東京ハチミツオーケストラ”
M-3 “ウィークエンドのまぼろし” 音がハード。
M-5 “どなる、でんわ、どしゃぶり”
M-8 “恋の煙” 
M-9 “恋愛スピリッツ” この並びで聴くのもシングルと違った趣が。
M-11 “プラズマ” この歌詞、なんかすばらしいんですけど。
M-12 “メッセージ”


ROCKIN'ON JAPANのインタビュー、立ち読みで読んだけど、良い内容だった。


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“でも、これはごまかしよ、ね。つかまったと思ってるだけ。ほら。わたしがここに合わせると、あなたはもうループを背負ってない”
―Angela Mitchell