3rd。トイ・ポップ。
散りばめられたヴォイス、効果音。
音の断片。
ここで音を出すのに使われている手段のそれぞれに優劣はなく、生楽器、エレクトロ、ヴォイス、効果音、その他雑多なものすべてが等価に扱われている。
あいかわらずセンスのいいスリーヴ。
シンプル。文字の配置に気を配ったデザイン。左詰めだったり、中央揃えだったり。
表紙があって、薄い中表紙があって、タイトル・発行者の記載、目次、本文(歌詞)へと至る構成は、ちゃんと書物を模している。
前作“the lemon of pink”は歌詞の記載がなかったから。今回は詞が重視されてるということなのかも。なかなか長大な歌詞。
歌というより声という感じのヴォーカルなのだけど。
でもラップでもないし朗読でもないし。独特の歌い方。
こじんまりとしてるけど自分たちの独自の世界を確実につくりあげていると思う。
M-2 “be good to them always”
M-4 “smells like content”
M-6 “An Animated Description of Mr. Maps” 強いリズム。強弱のコントラストが大きい。
M-8 “none but shining hours” つまびかれるギター。軽やかなイントロ。いいタイトル。
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