::: BUT IT'S A TRICK, SEE? YOU ONLY THINK IT'S GOT YOU. LOOK, NOW I FIT HERE AND YOU AREN'T CARRYING THE LOOP.

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 65daysofstatic “The Fall of Math” (2004)















2nd “One Time For All Time”(20051109)が良かったのでこれも聴いてみたいと思ってたんだけど、なかなか入手できずにいた。ところがこの前タワレコ行ったらけっこう置いてあったので即購入。なんかそこそこ大量に入荷したみたい。2ndの日本流通ではいろいろトラブルがあったりもしたのに。65daysofstaticが、それも1stがタワーで買えるようになるとは。思ってもみなかった。


音は基本的に重め。ビートは硬質。
ひたすら重いビートに対して、その上でピアノやギターが叙情的なメロディを奏でるっていう組み合わせ。そこからギターが大きくうねり出し全体で強引に盛り上げていく...。どの曲もだいたいこのパターンが共通。
重く激しく硬質なものと、綺麗で繊細で情感的なもの、という対置。まったく両極端な要素が共存している。バランスとか無視してるんじゃないかって思えるぐらい、異質なもの同士が合わさって。
この音がひとを穏やかにさせることはないだろう。そうではなくて、何か...どことなく胸騒ぎを感じさせるような。それは希望でも絶望でもなく、未来に対する何かの予感。決して懐古的な気分にはならない。あくまでも、未知なる将来を思い起こさせる音。


2nd(One Time For All Time)と比べるとこの1stの方がよりアルバム全体の統一性が感じられる。
1曲目から最後まで、ひとつの楽曲を聴いてるような。


M-2 “install a beak in the heart that clucks time in arabic” うぅ...。感涙。
M-5 “i swallowed hard, like i understood” この曲にはこのバンドの典型的な手法が詰め込まれてる。
M-6 “the fall of math” これはでも人によって好き嫌い分かれるだろうな...。
M-7 “this cat is a landmine” かなりハード。
M-10 “fix the sky a little” 少し女性ヴォイスが入ってる。
M-11 “aren't we all running?” 繊細なイントロ。と思ったらすぐにメカニカルなビートが。一瞬の静寂の後に轟音ドラム、轟音ギターに埋め尽くされて。


ASIN:B0002XMELI






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“でも、これはごまかしよ、ね。つかまったと思ってるだけ。ほら。わたしがここに合わせると、あなたはもうループを背負ってない”
―Angela Mitchell