southの“From Hear On In”というアルバムがすごく好き。
最初聴いていたときよりも、時が経つにつれてだんだん好きになっていったアルバム。
わりと前のアルバムだし、1stだったので、最近あんまり名前を聞かないからもうとっくにいなくなってしまったバンドなのかとつい思っていたのだけど。
なんとなく調べてみたら、2ndを出してるのがわかった。さらに、今年3rdを出すようだとも。
“Adventures in the Underground Journey to the Stars”, 2006.04.04., Young American Recordings。
ということでまずとりえあず2ndを買ってみた。そしたらこれがまた。
1stとはけっこう音の方向性が違うけど、叙情性とか切なさとかは、より強くなってる。
1stはブレイクビーツな音が間奏として入ってたせいか、エレクトロ指向のバンドなのかと思ってた。レーベルもMo'Waxだったし。
でもこの2ndではそういう側面がすっかりなくなっていて、全編通してギミックなしの正攻法。ストリングスが少し特徴的。
3rd収録予定の“A Place In Displacement”が試聴できたので聴いてみたら、また方向性が少し変わってる。というか基本的にロックとしてより純化した方向に向かってる感じがする。
M-1 “Motiveless Crime” 力強いドラムから始まり、ストリングスが絡む。
M-2 “Colours in Waves”
M-5 “Fragile Day”
M-7 “Same Old Story”
あんまり、音楽を強く人に薦めるということはしない。
でも south に関してはちょっと例外。なんかあんまり評価されてないって印象があるな。
こういう曲はある種のひとびとには必要なものだと思っている。糧として。拠り所として。