しばらくほっといていたらいつの間にか2007年になっていた...。
今年の抱負も去年の総括もやる暇もなく。
先日アムステルダムに行ってみた際、ダム広場から中央駅にかけてぶらぶらと時間潰ししてるときに入ったCDショップで、Ambientの試聴コーナーにあったのがこのCD。
http://www.beta2agonist.com/
amazonに見当たらない。CDDBにもひっかからず。遭遇確率の非常に低いCD。
ものすごくお買い得、掘り出し物、っていうほどではないけれど。
ドラマチックな展開はない。
落ち着く。
朝靄のような微かな浮遊感。その一方、とても小さく刻まれる鋭敏な音が進行していて、緊張が保持されている。
M-1 “midian”
M-2 “horta”
M-3 “cesar”
M-4 “geode”
M-5 “rainbow”
M-6 “inkling”
M-7 “mesm”
M-8 “fontana”
世界には音楽が溢れている。そのすべてをamazonやgoogleが網羅しているわけでもない。amazonとgoogleに出てこないものは価値のないものなのか。それともそれらにひっかからないものをむしろ是とするか。それは秘境探しのようなものだろうか。
自分の領域はどこからどこまでで、どこに境界線が引かれているのかを再確認するのも必要なこと。
馴れ親しんだ領域の外側には、膨大で茫漠な世界が拡がっているはず。自分が触れることのできる部分は、きわめて限定されている。
