シカゴで活動する4人編成のバンドによる、1stフルアルバム。
といってもまったくの新人ではなくて、90 Day Men や the Ponys、Boas といったバンドにいたベテランで編成されているらしい。
ガレージ…よりももっと乾いていて、ジャンクを感じる音。
メロディはあるといえばあるけど、このアルバムにおいては、ほとんど重要ではない。
ノイズに覆い尽くされながら同じリフがただ延々と繰り返される、ミニマルな快楽。
曲のなかに展開らしきものがまるでない。つまり、物語性のようなものを持たない。それなのに、アルバム通して飽きずにずっとループで聴いていられる。
感情への訴求もないし、クラブサウンド的な昂揚もなく、中枢神経とか運動神経じゃなくて内分泌系あたりに直結してるような動物的インプット。
一日中シビアな仕事をして帰ってきた夜に聴いたら、疲労した体に心地良く浸みわたってかなり効いた。スポーツドリンクが体に吸収されていくみたいに。
曲リスト
M-1 “Gone Completely”
M-2 “Magics”
M-3 “Pearly Gates”
M-4 “Marigold”
M-5 “Not Nothing”
M-6 “Lux”
M-7 “Old Friend”
M-8 “Little Ghost”
M-9 “New Cross”
M-10 “No Other”
myspace : http://www.myspace.com/disappearsmusic
label : http://www.kranky.net/
ASIN:B00369ERBK
