「最近どういう音楽聴いてるの?」っていう質問に答えるのが意外と難しくて。いきなり聞かれると咄嗟に何も出てこないことが多かったりする。
iTunesの履歴を見ることができればすぐ答が出せるけど、この質問はそういう定量的なことを聞いてるというより、「どういうのがおすすめ? どういうのがあたらしい?」ということが主旨なのだろうし、そしてまたその答は自分の好みを端的に代表させるものにもなってしまうはずで。……ということを考え始めるから難しくなるのかも。逆に言うとこういう質問に即時回答できないっていうのは、あたらしく刺激になった音楽を最近聴いてない、ってことを意味してるのかもしれない。
――なんて思ってたりしてたけど、今日からしばらくこの質問には、迷わず Oneohtrix Point Never って答えることになると思う。(なんか長くて言いづらいっていうのはあるけれども。)
音の重ね方、展開の意外性が特徴。ミニマルなループの楽曲ではなくて、進み方の先が読めない。次にどういう種類の音が登場するかも未知。それでいながら全体はメロディに導かれている。
ヴォーカル要素を含む曲もある。テクストを音声変換するプログラムでつくられたものを再構成しているとのこと。
基本的にドラムレスだけど、アンビエントな感じではない。
特に銘記しておく曲
M-2 “Americans”
この曲すごく良かった。途中、極限まで無機的に引き裂かれるごとき局面もあるんだけど前後はそれぞれに清涼で深みのある音のレイヤーで。
それらの対比、あるいは統一がもたらす心象。
M-3 “He She” M-2 からそのまま連なる。
M-6 “Along”
M-7 “Problem Areas”
M-8 “Cryo”
M-9 “Still Life”
Oneohtrix Point Never
Information
Birth name | : | Daniel Lopatin |
Origin | : | Wayland, MA, US |
Years active | : | 2007 - |
Links
Official | : http://pointnever.com/ |
Label | : Warp http://warp.net/records/oneohtrix-point-never |
References
the Quietus INTERVIEW: Oneohtrix Point Never http://thequietus.com/articles/13581-oneohtrix-point-never-r-plus-seven-interview |
Electronicbeats Simulacra & Simulation: An interview with Oneohtrix Point Never http://www.electronicbeats.net/en/features/interviews/simulacra-simulation-an-interview-with-oneohtrix-point-never/ |