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 Aphex Twin “Computer Controlled Acoustic Instruments pt2” (2015)



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 “SYRO” からたった4ヶ月のブランクでリリースされたアルバム。
 スタイルはまったく違う。
 どのような内容なのかは、アルバムタイトルがだいたい表象してる。(“pt2” という語にはたぶん意味がなくて、“pt1” は存在しない。)
 音としては、ピアノとドラムがメイン。曲タイトルからするとプリペアード・ピアノが使われてるようだけど……。
 テクノという感じはあまりなくて、音響アートっぽい。
 “SYRO” と同じ尺度では評価できないと思う。片方を好きでも、もう片方も好きになれるとはかぎらない気がする。少なくとも同じジャンルには属していない。別名義で出してもよかったような。

 大きく区分するなら、“SYRO” の前のアルバム、2001年リリースの “Drukqs” に近いかも、というのはわかる。でも “Drukqs” の方がまだビート強いし、こっちはもっとエクスペリメンタル。
 “Drukqs” ってわりと毀誉褒貶で評価二分、って感じのアルバムみたいで、この “Computer Controlled Acoustic Instruments pt2” もそういう扱いされそう。
 “SYRO” の方が聴いたときの純粋な快感はあるけど、音として刺激があり、あらたな地平を切り拓いてるのは、このアルバムの方だと思う。



ASIN:B00S1BKK00






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―Angela Mitchell