::: BUT IT'S A TRICK, SEE? YOU ONLY THINK IT'S GOT YOU. LOOK, NOW I FIT HERE AND YOU AREN'T CARRYING THE LOOP.

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 LALI PUNA“Faking The Books”

LALI PUNAは、ラリプナと読むらしい。タワレコ新宿店の「都市の民族音楽コーナー」で試聴して聞いた。
ひさしぶりに、ああ、いいの見つけた、って思った音楽。「好きな音楽は?最近何聞いてるの?」って聞かれたときに真っ先に言えるアルバム。前作とかも探してみよう...と思ってるのにぜんぜん売ってないよ。探索続行中。
最近のこの手の音楽はジャンルとして説明するのがむずかしいんだけど、エレクトロ〜ギターポップ?
ギターポップの魂は持ってると思うな。技法としてエレクトロ使ってるけど。特長は、ボーカル。ウィスパリング、ってほどまでいかないと思う。ボーカルだけで価値がある。けっこうエフェクトもかけてたりする曲もあるが。
M-1“Faking the books” この曲の静かな雰囲気とそれ以降のギターポップ系の曲が違う雰囲気なので、このあとM-2聴くとちょっとびっくりする。
M-2“Call 1-800-fear” わりとふつうなギターポップのように始まる。でもサビで広がりがある。これは泣けるよ...。日曜の朝に、はまる。夜というか朝の泣き曲だ。
M-7“Grin and bear” 印象的な詞のリフレインから、やがて後半の広がりへ。インスト曲M-6“People I know”からの流れとしてもすばらしい。
M-9“Left handed” エレクトロサウンドのあとに、これこそ女性ボーカル系ギターポップのメロディ、といったイントロが始まる。でもこういうイントロからエフェクトボーカルが入ってくるのがラリプナの特徴だな。そして音響的ヴォイスに乗せた開放的なサビへ...。この曲はこのアルバムの代表に位置付けていいかも。特徴が全部そろっている。

そしてジャケット。これこそCDジャケット、という感じ。過剰にグラフィカルなのではなく、CDジャケットとしてしか成立しないような、グラフィック単体で成立することを狙っていない、CDジャケットの機能をしっかり優先したジャケット。いかにもインディな、誰も知らないバンドのジャケットといった感じがちょっとうれしい。






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“でも、これはごまかしよ、ね。つかまったと思ってるだけ。ほら。わたしがここに合わせると、あなたはもうループを背負ってない”
―Angela Mitchell