初めてちゃんと聴いた。
期待される若手バンドとしてよく言及されているのを目にしてたのでずっと気になってたにもかかわらず、試聴したときの衝撃がいまひとつ足りなくて買わずにいたんだけど、久しぶりに見かけて聴いてみたらけっこう良かったので買ってみた。ざっと聴いた印象で、最初期に比べて音が整って聴きやすくなったかなと思ったので。
あらためて聴き込んでみたらかなりはまってきた。完成度が高くなってる気がする。音自体およびレコーディング、ミキシングのクオリティがすごく向上してる。
衝動-疾走系の轟音ロックで、時雨に近い系統。
たぶん気になっていたのはヴォーカル。芯が細いような気がしてた。
このEPでもヴォーカルはあいかわらずなところもなくはないのだけど、もうあんまり気にならなくなってる。このサウンドに不可欠な個性であることは明白。
いしわたり淳治プロデュース。
M-1 “Supernova”
M-2 “Wanderland”
M-3 “Wildpitch” 僅差でこの曲がいちばん好き。各パートのアンサンブルが、絶妙にかっこいい。
M-4 (secret) “Supernova”の別アレンジ。
M-5 (secret) “Wanderland”の別アレンジ。M-4とともに、ピアノの静かな曲。
あらたまって言うようなことでもないのだけど、大人になったからといって衝動的でなくなったり青臭さがなくなったりするわけではない。ということが徐々にわかってきた。
このような音楽を聴いてしっくりくるのを感じるたびにその事実が確認される。
後先も考えずに疾走するだけのような青い音楽を聴いて、〈もっと大人になったらこういうのを良いと思わなくなってしまったりするのだろうか?〉って考えたこともあったけど、どうもそんなことにはなりそうもない。