Ulrich Schnauss 名義での 4th フルアルバム。
前作あたりはエレクトロ・シューゲイザーみたいに呼ばれてたけど、今回のアルバムはそんなにシューゲイザーの感じはしない。全曲インスト。きちんとビートもあって聴きやすい。
Ulrich Schnauss の音というのはとにかく普遍的に心地良くメロディアス。
そうはいっても、何かBGM的に聞き流されてしまうような種類の音楽とは一線を画している。
どのあたりに差異を感じるのかというと、反復的にメロディが流れるのではなく、充分に劇的な起伏があるというところ。言い換えると、ストーリーとしての展開の有無……つまり「語り」があるのかどうか。
特に好きな曲:M-1、M-5、M-6、M-7、M-10 とりわけM-10
曲タイトルがどれも詩的ですばらしいのでメモしておく。
M-1 “HER AND THE SEA”
M-2 “BROKEN HOMES”
M-3 “LIKE A GHOST IN YOUR OWN LIFE”
M-4 “A LONG WAY TO FALL”
M-5 “I TAKE COMFORT IN YOUR IGNORANCE”
M-6 “A FORGOTTEN BIRTHDAY”
M-7 “THE WEIGHT OF DARKENING SKIES”
M-8 “BORROWED TIME”
M-9 “TEN YEARS”
M10 “A RITUAL IN TIME AND DEATH”