5曲入りEP。
タイトルトラック “Ocean Death” がすばらしい。
M-1 “Ocean Death”
ダンサブル。繊細なグリッチを伴う4/4ビートと、至福のヴォーカル･ライン。（女性ヴォーカルのように聞こえるけど、本人のファルセットらしい）
途中、ノイズのみが置き去りにされた静寂を経た後に反復的なリリックが流れ出すところがとても気持ちいい。
語感は内省的だしトラックも暗く重めなんだけど、ヴォーカルが著しく開放感を放っている。
M-2 “Fade White”
一転して穏やかなイントロ。やがてビートが始まって、M-1とは異なるタイプのダンス･サウンド……と思いきや、変則的リズムなので、むしろヴォーカル/コーラスの綾なす多層的なメロディの方に吸い込まれる。
M-3 “Voyeur”
イントロは重い。ベースとアコースティック・ギター主体で、徐々にレイヤーを重ねて豊穣な情景へ変わっていく。
細粒的なノイズがかろうじてエレクトロニカへの帰属を示しているという感じ。
M-4 “Orator”
この曲なども、もはやダンス･ミュージックではなく、うたものトラックと言っていいと思う。
M-5 “yawn”
ピアノでしっとり始まり、ポスト･クラシカルとも思えてしまうような……。
しかしやはり決定的な特徴として、多数のノイズ･ビートが漂っており、抒情的に歌い上げるヴォーカルが前面に出てくる。
Baths
Information
| Birth name | : Will Wiesenfeld |
| Origin | : Los Angeles, US |
| Born | : 1989 |
Link
| Label | : anticon https://www.anticon.com/item/ocean-death |
