とても微妙！
鋭利で攻撃的なギター･サウンドと、ハイテンションな男女ツインヴォーカル。
全編通して超高音ヴォイスがひたすらシャウトし続ける。
ギターの切れ味に疑問の余地はないが、微妙なのはこのヴォーカルと、言語感覚。ものすごく熱唱されているのに、一方で、今にも途切れそうな非常に危うげなものに聞こえる。
ただ確実に伝わってくるのは、何かしら切実であること。精魂込めて演奏されているのは断言できる。
たぶん音楽がなければ生きていけない人たちって、こういう人たちなんだろうなぁ、と思う。普段はまったくやる気なさげに生きていて。かろうじてライヴのときだけ目に精気が宿っているような。しかしその瞬間には全力が注ぎ込まれる。（想像）
そんな人たちがおこなう音楽を、無視することができるだろうか？
音楽をおこなう権利があるのだとすれば、上手であるとか才能があるとか、そういう人たちではなくて、それを取り上げられたらもうどうしようもない、っていう人たちが優先されて然るべきだ。
ということで、スタンスについては100%支持せざるを得ない。
M-1 “想像のSecurity”
このタイトルはなんか良いと思った。社会学の書名にありそうな。あるいは、卒計のタイトルとかについ付けてしまいそうな感じ。そういうたまらない青さが。
M-3 “秋の気配のアルペジオ”
M-4 “ラストダンスレボリューション”
後の方のインストのところ。
