Battles のTyondai Braxton による新作ソロアルバム。
オーケストラ(Wordless Music Orchestra)が参加しているけど、全体的にはポップな印象。といってもただ楽器の幅を広げるためにオーケストラを使ったとかではないみたいで、楽曲のつくりや構成といったレベルからクラシックにアプローチしているように思う。オーケストラだけでなく、エレキギターやドラムなどのロックのノーマルな編成から、カズーのようなトイ·インストゥルメンツまでのさまざまな楽器も合わさっているので、純血的なクラシックというような雰囲気にはならずにもっとハイブリッドで混沌とした活力がある。にもかかわらず散漫ではなくまとまりのある聴きやすさを保っているのは、それだけ曲がしっかり緻密に組み立てられているからかもしれない。
銘記しておく曲。
M-1 “OPENING BELL”
M-2 “UFFE'S WOODSHOP”
M-4 “PLATINUM ROWS” 10分以上ある。アルバムの中心的な曲。
M-6 “J. CITY” とても爽快感のあるヴォーカルが全編をリードする曲。この曲だけ取り出すと Battles の新曲と言っても通りそうな気がする。
see also
“HISTORY THAT HAS NO EFFECT” http://d.hatena.ne.jp/LJU/20051005/p1
official (WARP RECORDS): http://warp.net/records/tyondai-braxton/new-album-central-market
myspace: http://www.myspace.com/tyondaibraxton
ASIN:B002HEJN1E