5th。前作“What We Must”から5年振り。
全体的にエピックな楽曲が揃っている。
作曲はすべて Lars Horntbeth 。2008年に出た Lars Horntbeth のソロ“Kaleidoscopic”と比べると、Jaga Jazzist はメロディライン主体に楽曲が構築されていることが際立つ。
使用されている楽器はとても多い。それでも、ホーンこそが Jaga Jazzist 独特の音を生みだしている核だとは思う。
単一の存在で単一のジャンルを形成してしまうようなミュージシャンというのがたまにいて、Jaga Jazzist もそのひとつと言えると思うんだけど、このアルバムはその唯一無比なるジャンルがどんなものかを示すスタンダードに成り得ているという気がする。
[メモ]
M-5 “TOCCATA”
M-7 “BOOK OF GLASS”
M-8 “MUSIC! DANCE! DRAMA!” 好きなタイトル。
M-9 “TOUCH OF EVIL” M-5もそうなんだけど、ミニマルな反復要素と、異常に音数の多い過剰な豊穣とが共存している感じ。
……これはね、どう考えてもライヴで一度体験しておかなければならないグループであって、しかも来日ライヴがついこの間あったというのに、俺は行ってないんだよね... いったい何をやってるんだか俺は。