4th アルバム。
インダストリアル/ダブ・テクノの潮流上にはあるけど、必ずしもすべて硬質な要素で構成されているというわけではなく、全体的には穏やかで流麗な雰囲気。それは、ダウンビートな曲が多いこと、柔らかいシンセ・サウンドの効果、そして何よりも 3rd 同様 Alison Skidmore のヴォーカルに依るところが大きい。
Arca に対しては “豪華” という語を当てはめたくなるんだけど、Andy Stott には “上品” という語が合う。
特に銘記しておく曲
M-2 “Violence”
M-4 “Science & Industry” ドローンの醸す荒涼とグリッチ風味な疾走ビートを背景に、清澄に響き渡るヴォーカル。
M-5 “No Surrender”
M-6 “How It Was”
M-8 “Faith In Strangers” 曲がきれいすぎて最初聴いたとき耳に引っかからずそのまま通り抜ける感じもあったんだけど、じっくり聴いてみると実に良くできてる曲。ビート/アンビエンス/ヴォーカルの機能分担とその統合。
Andy Stott
Information
Current Location | : Manchester, UK |
Years active | : 2005 - |
Links
Label | : Modern Love http://www.modern-love.co.uk/artists/andy-stott |