3rd アルバム。
1st・2nd にあったようなヴォーカル曲はなくて、インスト曲だけの構成。
とはいえこれまでの曲のヴォーカルも、歌を聴かせるというより楽器のひとつとして扱われているような感じだったし、1st・2nd ともに歌詞のないインスト曲も入ってたので、大きく路線変更されたという気はしない。複雑なドラミングと金属質なギター・リフの強力なアンサンブルが重みのあるドライヴ感で進行する、という特徴はそのまま。ただし、2nd のような多様なヴォーカリストがいないことでアルバムがより同質・純粋なかたちでまとまっているという印象は受ける。
全インスト曲だからといって以前のEP音源のようなサウンドに回帰したという感じでもないんだけど、それは WARP 移籍後の BATTLES が纏ったどことなくユーモラスなトーンがこのアルバムでも継続しているためだろう。極度に求道的という志向は結成時から一貫してても、そこに遊び心というかポジティブネスといったものが加わったたというのがメジャーデビュー以前から以後への重要な変化であることが再確認できる。
特に銘記しておく曲
“M-3” “FF Bada”
“M-4 “Summer Simmer”
“M-6 “Non-Violence”
“M-8 “Tyne Wear”
“M-11 “Flora > Fauna”
Battles
Information
Origin | : New York, US |
Years active | : 2002 - |
Current members | |
Dave Konopka | : Bass, Guitar |
John Stanier | : Drums |
Ian Williams | : Guitar, Keyboards |
Links
Official | : http://bttls.com/ |
SoundCloud | : https://soundcloud.com/battles |
: https://twitter.com/battles/ | |
Label | : Warp http://warp.net/releases/la-di-da-di/ |
References
Battles: The Art of Repetition https://www.youtube.com/watch?v=jS5ltxihivA |