音響〜エクスペリメンタル系のテクノ/エレクトロニカ。
低音域を効果的に使ったサウンドで、ダブテクノ/ベース・ミュージックと言ってもいいと思う。
細部の精妙なバランスがとても構築的。繊細だけど多様な音の切片が、それぞれ必要最小限の占位によって空間内へ配置されている。慎重で計算的なミニマリズム。ビートやベースラインも、身体の駆動を促す主軸というより、アンビエンスの形成を担う一部品として扱われている感じがある。
微量の音要素がささめき、わずかに響き合い、あるいは束の間に去来する様態は、空間の広がりと奥行きを現前として感知させる。
特に銘記しておく曲
M-3 “Nebenwirkungen”
M-4 “Drift”
M-5 “Nah” この曲はわりとシンプルにダンサブル。
M-8 “Focus I” もっとも聴きやすい。エレピサウンドが主体で、ジャズっぽい。
Laurel Halo
Information
Birth name | : Laurel Anne Chartow |
Origin | : Ann Arbor, Michigan, US |
Current Location | : Berlin, Germany |
Born | : 1986 |
Links