メロディをほとんど伴わず純粋にリズム要素だけで構成されるサウンド。
ビートは民族音楽の打楽器を彷彿としつつも、その感触と精確性はきわめてエレクトロニック。低音部はダビーに増幅されて反響し、高音部は軽やかに跳ね回り、さまざまなビートが空間を満たす。どこか人型ロボットがダンスをしているところを見ているように、身体性と機械性が両義的に感じられる。
ヴォイス・サンプルの使われ方も特徴的。人の声質をわずかにとどめる程度に刻み込まれ、でも確実に他の音とは区別されて聞こえる。
全体として非常に乾いているしメカニカルな音なんだけど、でもそこかしこで奇妙に変形した細片として人の気配が漂っている。
2015年の 1st “Dark Energy” に続く 2nd アルバム。スタイルは同一、より徹底し豊穣化。
アルバムタイトルの由来は、複雑な音楽的構築物を生み出す過程を折り紙になぞらえて説明されている。
Jlin
Information | |
Birth name | Jerilynn Patton |
Origin/Current Location | Gary, Indiana, US |
Links | |
SoundCloud | https://soundcloud.com/jlinnarlei |
Label | Planet Mu http://planet.mu/artists/jlin/ |