::: BUT IT'S A TRICK, SEE? YOU ONLY THINK IT'S GOT YOU. LOOK, NOW I FIT HERE AND YOU AREN'T CARRYING THE LOOP.

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2013-01-01から1年間の記事一覧

 ブルデュー “芸術の規則”

“Les Règles de l’art — Genèse et structure du champ littéraire” 1992 Pierre Bourdieu ISBN:4894340097, ISBN:4894340305 芸術の規則〈1〉 (ブルデューライブラリー)作者: ピエール・ブルデュー,Pierre Bourdieu,石井洋二郎出版社/メーカー: 藤原書店発…

 “キャビン”

“The Cabin in the Woods” Director : Drew Goddard US, 2011 「予測不可能」とか「衝撃の展開」とかのフレーズで紹介されている映画。 支障ない範囲で書けることは少ないんだけど…… 見たところ、絶賛している人とその逆の両極に分かれている感じ。たぶん、…

 Autechre “Exai” (2013)

Warp Records の代表的グループのひとつ。ジャンルとしてはテクノ、さらに IDM (Intelligent dance music) というサブジャンルに区分される。ジャケットは基本的に毎回 The Designers Republic によって手がけられている。 このアルバムは11th。2CDでトータ…

 “フラッシュバックメモリーズ”

これはすごく良かった。 3D映画なんだけど、「記憶障害」っていうことを3Dでうまく表現していて、映画手法としておもしろかった。 (とりあえずまずここ読むといいと思う。→ 破壊屋「3D映画の進化の歴史」 http://hakaiya.com/20130314/movie-45891 ) 交通…

 Keith Kenniff “BRANCHES” (2010/2012)

さまざまなユニット形態で活動している Keith Kenniff による、本人名義のアルバム。 (“Goldmund” … ポスト・クラシカル。“Helios” … 穏やかなエレクトロニカ。“Mint Julep” … 女性ヴォーカルのエレクトロ・シューゲイザー。その他 “Meadows” “Hollie & Keith…

 チャイナ・ミエヴィル “言語都市”

“Embassytown” 2011 China Miéville ISBN:4153350087 言語都市 (新★ハヤカワ・SF・シリーズ)作者: チャイナ・ミエヴィル,内田昌之出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/02/26メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (35件) を見る 概要 これ…

 FORMA “OFF/ON” (2012)

ブルックリンを拠点とする3人組シンセ・ミュージシャンのユニット。2nd。アナログ・シンセの煌めくエレクトロ。リズミカルでスペーシー。でもドラマチックで濃密な展開はなく、ひたすら軽やかで聴きやすい。じっくり聴き込むというよりも、バックグラウンドで…

 円城塔 “コルタサル・パス”

短編。おもしろかった。 内容をひとことで言うと、現実/虚構という対置を「記述」「観察」という概念で相対化している話。 今後SFマガジンで連載するシリーズのプロローグとのこと。 用語 “コム” ・計算 computation と情報交流 communication の区別がない ・…

 Antonio Loureiro “SÓ” (2012)

ブラジル、ミナス・ジェライス州のベロ・オリゾンチという都市を拠点に活動しているミュージシャン。このエリアには独特の音楽シーンが醸成されていて、“ミナス系”なんて呼ばれているらしい。といってもこのアルバムがミナス・サウンドの代表というわけではなく…

 イーガン “対称(シンメトリー)”

“Before” 1992 Greg Egan これもまた別の角度から「時間」を扱っている短編。 近未来、地球周回での軌道モノポール加速器施設で起きた事故の話。 作品内での素粒子物理学が到達した仮想として、非常な高エネルギー状態では時間次元と空間次元の違いは融けて…

 円城塔 “Four Seasons 3.25”

タイムトラベルに「記述の確定」という概念を絡めた短編。 設定上のポイント 「願いが叶う」:二人の理論が食い違ったら、どちらが優勢なのか民意が判定する。 「確定記述」:整合性が必要。「辻褄を合わせなければならない」ということはコストとして捉える…

 Demdike Stare “Elemental” (2012)

Miles Whittaker と Sean Canty のふたりによるユニット。 とにかく不穏な音。紛うことなくダーク。 ノイズ混じりでミニマルなアンビエント・ダブ。メロディ的なものはなく、ただ音像が提示されているだけ、といったところ。 ジャケットがまたこの音に実に合…

 キャスリン・ビグロー “ゼロ・ダーク・サーティ”

“Zero Dark Thirty” Director : Kathryn Bigelow US, 2012 2011年5月2日のウサマ・ビン・ラディン暗殺作戦に至るまでのアメリカ/CIAの活動を描いた映画。 基本的な前提として、実際のあの出来事に対する評価判断をこの映画によっておこなってはいけない、とい…

 Ulrich Schnauss “A LONG WAY TO FALL” (2013)

Ulrich Schnauss 名義での 4th フルアルバム。 前作あたりはエレクトロ・シューゲイザーみたいに呼ばれてたけど、今回のアルバムはそんなにシューゲイザーの感じはしない。全曲インスト。きちんとビートもあって聴きやすい。 Ulrich Schnauss の音というのは…

 入不二基義 “相対主義の極北”

相対主義の極北 (ちくま学芸文庫)作者: 入不二基義出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/01/07メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 55回この商品を含むブログ (34件) を見る 「相対主義」と「独我論」(あとこれに「構築主義」を加えてもいい)というのは…

 “アリス・クリードの失踪”

“The Disappearance of Alice Creed” Director : J Blakeson UK / Isle of Man, 2009 登場人物が3人しか出てこない、いかにもな低予算映画。*1 身代金を手に入れるため男ふたりがひとりの女を誘拐して監禁する……という話。 公開時の宣伝文句として、『メメン…

 Snow Palms “Intervals” (2012)

State River Widening とか PHELAN SHEPPARD の David Sheppard と、Ochre の Chris Leary のふたりによるユニット。 作曲は David Sheppard が主体で、Chris Leary はプロデューサー・アレンジャーという位置付け。 全編インストゥルメンタルで、マリンバと…






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“でも、これはごまかしよ、ね。つかまったと思ってるだけ。ほら。わたしがここに合わせると、あなたはもうループを背負ってない”
―Angela Mitchell