::: BUT IT'S A TRICK, SEE? YOU ONLY THINK IT'S GOT YOU. LOOK, NOW I FIT HERE AND YOU AREN'T CARRYING THE LOOP.

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.Post Rock

 GRAVENHURST “FIRES IN DISTANT BUILDINGS” (2005)

Nick Talbotのユニット。3rd。前作のEP“BLACK HOLES IN THE SUN”はフォーク色が強かったのに、このアルバムは思いっきりバンドサウンド。ロックになっててちょっとびっくりした。でも根底にあるのはアコースティックなつくりかた。愁いに溢れたメロディ、ヴ…

 té “ならば、意味から解放された響きは『音』の世界の深淵を語る。” (2005)

toe、miaouと来て、次はté。ちょっとした日本のポストロック特集な流れだ。というかtoeと名前紛らわしいな。インスト。1stフルアルバム。タイトルからして、確固たる美学を持っているのがよくわかる。この世界観は、微妙なところ。かなり際どいと思うけど..…

 miaou “MAKE THESE THINGS ALRIGHT” (2005)

ポストロック。日本。インスト。2nd。art of fightingが来日したときのオープニングアクト演ってたのを聴いてちょっと興味を持っていた。カラフル。ポップ。 M-2 “future pavilion” M-3 “a bird in the hand” 正統派な曲調。危なげなく。心地良く波に揺られ…

 Sigur Ros “Takk...” (2005)

どの曲も、基本的な構成は同じ。ゆったりした静寂から始まって、茫漠なノイズの満ちる広大な陶酔に至る展開。微かな音がいくつにも重ね合わされて生まれる効果。 M-3 “Hoppípolla” M-6 “Sæglópur” 途中から導入される力強いリズム。 M-8 “Gong” ASIN:B000A7T…

 toe “the book about my idle plot on a vague anxiety” (2005)

ポストロック。インスト。日本。1st。音は緻密。情景は清涼、美麗。3年前の1stEP“Songs, Ideas We Forgot”を試聴したときはいまひとつだった気が。もうあんまり覚えてないけれども。でもこのアルバムは、もう安心して音に身を任せることができた。音に密度が…

 L'ALTRA “IN THE AFTERNOON” (2002)

2ndをなんとなく買ってみた。 世界の何もかもをことごとく凍りつかせるかのように冷えきっていて、なおかつ、恐ろしさすら感じるほどに美しい。太陽、喜び、情熱、その他あらゆる暖かみのあるものの対極にある音。希望なるものがこの世にあることを忘れそう…

 epic45 “england fallen over ep” (2005)

あいかわらずスリーヴデザインはすばらしい...。歌詞カード入れてほしいな。歌詞世界を知りたい。線路脇の冷却塔の表紙もいいけど、中ジャケとCDレーベルにヒヨコがいて意外にキュートだったり。 M-1 “england fallen over” 涼しげ、でも力強く。 M-2 “walk …

 tunng “mother's daughter and other songs” (2004)

生楽器にエレクトロでアレンジを加え、フォーキーなヴォーカルを乗せる。M-11“suprise me 44”なんかがその最たるもの。音の使い方はThe Booksに近い感じもある。歌詞はなかなか詩的。というか、耽美的。 M-1 “mother's daughter” 女性ヴォイスが効いてる。イ…

 four tet “everything ecstatic” (2005)

FridgeのKieran Hebdenのソロ。4th。“ROUNDS”よりもメロディアスになったか?というより、リズムが強調されることによって音像がクリアになったのかも。スリーヴの写真は、あいかわらず、きれい。音もスリーヴと同じくらい鮮やかで、カラフル。繊細にいろん…

 Spangle Call Lilli line “TRACE” (2005)

なんてダンサブルな。どうしちゃったの?っていうぐらいポップ。それに、こんなにエレクトロ寄りだったか?上手になった、ということなのだろうか。こなれてきた感じはある。このヴォーカルって、透明感あって良いんだけど、歌詞は微妙だな...シュールすぎて…

 detwiije “would you rather be followed by Forty Ducks for the rest of your life?” (2005)

UK。インスト。長めの曲が多い。EPは出してたけど、フルアルバムとしては1st。全体的に曲調はわりと重め。あるいは荘厳。そしてシンフォニック。リズムパターンが一定でなく移り変わり続けるところが。繰り返しがなく明確な曲筋がない。ひたすら続く音。バン…

 mice parade “bem-vinda vontage” (2005)

Adam PierceとDylan Cristyを中心にした流動的メンバーによる混成バンド。繊細。丁寧につくられた音。全体的に穏やかな曲調だけど、ドラムが技巧的で、芯が強い印象。そのまわりをさまざまな楽器が複雑に取り巻く。きらめく音像。ツインヴォーカルのバランス…

 Jaga Jazzist “What We Must” (2005)

新作。日本盤(Ninja Tune)の方が早く出てた。なんかJaga JazzistからJagaに名前変えるような話が出てるけど、CDのクレジット上はまだJaga Jazzistのまま。(というか誤報らしい。)全体的に壮大で、ロック寄りになった感じ。ビートがオーガニックになった…

 turing machine “a new machine for living” (2000)

1st。去年買った2nd“ZWEI”がよかったので購入。全曲インスト。ドラム、ギター、ベース。 “ZWEI”は、とにかくよく聴いた。何か作業をするときに大変よく適合する音楽。で、いつものように聴いてたときに、そういえばもう1枚アルバム出してたはずだなと思い出…

 ON BUTTON DOWN “NORDIC FOREST” (2005)

Coa Recordsより。女性ヴォーカル、ポストロック。ポップな曲もあるかと思えば、ハードな曲もあるし、雄大な曲もある。Spangle Call Lilli Lineに近い印象あり。 M-1 “She said, HEAVEN セヴン” M-2 “semi shigure 蝉時雨” M-3 “foundation ファウンデーショ…

 clammbon “てん、” (2005)

disc1:モノラル。disc2:ステレオ。という不思議な二枚組構成のアルバム。かなり実験的な音。それでいてポップ。これは...クラムボンの最高傑作ではなかろうか。いままでのクラムボンは、3人にそれぞれ才能とセンスがあるのはまちがいないのだけど、でもど…

 People for Audio “And this will be our homecoming” (2004)

Linus Recordsで知って買った。カナダ/モントリオールのバンド。スリーブのデザイン、シンプルだけど、写真の雰囲気はいい。[AD/Photography]をメンバーのひとりがしてる。[Type]でふたりも名前が連ねてあるのは、何? [Layout]はまた別の人だし。どういう作…

 L'altra “DIFFERENT DAYS” (2005)

泣けるし、痺れる。当然のことながら、夜に聴くべき音。男女ツインヴォーカルの、耽美的で枯れたハーモニー。透明度が高く低温のメロディ。まちがいなく名盤。同時代にこんな名盤が出てくるなんて、幸せなことだ。好みによらず、リアルタイムで聴くべき。こ…

 MOGWAI “GOVERNMENT COMMISSIONS - BBC SESSIONS 1996-2003” (2005)

ラジオ・セッションの音源を集めたアルバム。ライヴアルバムとは違うし、オリジナル音源とも違うし...。微妙な位置付けだ。作品の変奏のひとつではある。 M-1 “HUNTED BY A FREAK” このゆったりとしたテンポがいい...。深夜に聴く種類の音。 M-6 “LIKE HEROD…

 HOOD “outside closer” (2004)

UKポストロック。うた主体。ピュア。空が澄み渡り、空気がその芯まで冷えている冬の早朝。といった感じ。エレクトロも多用されているけれど前面に押し出されてなくて、あくまでナチュラルな音響を生み出すのに効果的に使われている。 M-2 “the negatives...”…

 BATTLES “TRAS” (2004)

BATTLESの最初のEP。 EP C“TRAS2”、 B EP“TRAS3”へと連なる‘TRAS’セリーの源流。‘TRAS’の骨格はいちばんはっきりわかる。 ジャケット3枚並べると壮観。全部レーベル違うけど、ジャケット構成の形式は厳格に統一されている。フォント、タイプの位置、レーベル…

 qua “painting monsters on clouds” (2004)

オーストラリア、メルボルン。Cornel Wilczekのソロ・ユニット。ジャケットがなんかカラフル。キャラクターとしてかわいい。(と思ったら裏ジャケのはちょっと怖い...。)タイトルが良い。“happy domestika”“rainy day pink mouth”など。音は静かめ。全部イ…

 state river widening “cottonhead” (2004)

最初の曲のイントロ数秒を聴いてそのアルバムが自分にぴったりくるってわかることがある。ああこれこれ、はいはい、もうまちがいないね、じゃ、レジへ。っていうような。だいたいそういう判断はまちがっていないけど、でもそのアルバムの全曲が完璧、ってい…

 Turing Machine “ZWEI” (2004)

インスト。3人編成。ハードなドラム、ベース。+ミニマルなギター。重く、濃密。切れ目なく続く音。無駄が一切排除されたような、シンプルな轟音の怒濤。どの曲も目指す方向は同じ。そういう意味では自分たちの世界が既に完全に確立されている。全体を通して…

 BATTLES“EP C” (2004)

BATTLES、いいなー。はずれないなー。EP C。EP Bより前のリリースだけど...。曲名のつけかたの考え方はわからない。ジャケットも良いなー。“B EP”と並んで部屋に飾ると雰囲気よさそう。M-1“B+T” 朝、まだ寝ぼけた状態で聴くとよい。 M-3“HI/LO” ミニマル・エ…

 HUSKY RESCUE“COUNTRY FALLS” (2004)

女性ボーカル+男性ボーカル。ギターポップっぽいけど、エレクトロ要素、大。心、洗われます。 情報少なすぎ。レーベルはUK。バンドはフィンランド? 公式ホームページのbioを見る限りではメンバーは、(b):MARKO NYBERG、(k):VILLE RIIPPA、(d):ANSSI SOPANEN…

 gaston“WHAT TIME DOES YOUR TRAIN LEAVE TODAY?” (2004)

ドイツのバンド。5人編成。1st。インスト。クールなわりには、けっこう聴きやすい音。M-3“Zapalki” M-6“Dutch Schultz” 個々の曲はそんなに長い曲ではないけれど、それぞれ、大きく変転する展開。 スリーブがいい。醜悪とされる都市の構成物を切り取って美化…

 BATTLES“B EP” (2004)

エレクトロ入ったエクスペリメンタル・ポストロック。コンセプチュアル。曲、ジャケット・公式ホームページのアートワーク、すべて一貫した筋がある。かなり実験指向が強いと思うけど...でも身体的でもある。それでいてウェットな部分はない。ひたすらハード…

 epic45“against the pull of autumn” (2004)

UKのポストロック。2nd。浸み入る音。情景描写的。夢に出てくる景色を描かれているような。いつのまにか朝/夜が涼しくなってきたこのごろにちょうどいい感じ。ピュアです。とても。M-5“Where the Holidays Went” M-8“These Dead Years” とくにメロディアス。…

 ART OF FIGHTING“WIRES” (2001)

2nd“SECOND STOREY”(2004.08.12.)が良かったため1stへ遡行。LINUS RECORDSで買った。 ジャケットには一貫した形式が感じられる。音も1stと2ndでほとんど変わっていない。 M-1“SKELETONS” アルバムの最初にふさわしい。M-2の序曲としても良し。 M-2“GIVE ME T…






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“でも、これはごまかしよ、ね。つかまったと思ってるだけ。ほら。わたしがここに合わせると、あなたはもうループを背負ってない”
―Angela Mitchell