::: BUT IT'S A TRICK, SEE? YOU ONLY THINK IT'S GOT YOU. LOOK, NOW I FIT HERE AND YOU AREN'T CARRYING THE LOOP.

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.Experimental

 Anna Meredith “Black Prince Fury EP” (2012)

チープなエレクトロ・サウンドを素材にクラシカル/現代音楽のアプローチで編み上げた楽曲、といった感じ。 もともとはクラシック出自の人で、2004年から2006年までBBCスコティッシュ交響楽団の招聘コンポーザーだったような人なんだけど、オーケストラがハン…

 Demdike Stare “Elemental” (2012)

Miles Whittaker と Sean Canty のふたりによるユニット。 とにかく不穏な音。紛うことなくダーク。 ノイズ混じりでミニマルなアンビエント・ダブ。メロディ的なものはなく、ただ音像が提示されているだけ、といったところ。 ジャケットがまたこの音に実に合…

 Oren Ambarchi “Sagittarian Domain” (2012)

33分36秒1曲だけが収録されている。ギター、ドラム、モーグ・シンセを本人が演奏。終盤にゲスト・プレイヤーによるストリングスが入る。何のジャンルというのか難しいけど、感覚としては、テクノ・ジャズとでもいったようなところ。展開は極めてミニマル。ドラ…

 ISLAJA “KERAAMINEN PÄÄ” (2010)

フィンランド・ヘルシンキ出身の女性シンガーソングライター Merja Kokkonen による、Islaja 名義のアルバム。(「イスラヤ」と読むみたい。) 曲調はとても寒々としている。一曲当たりの楽器数も少ない。といっても決して簡素なつくりというわけではなく、こ…

 The Books “THE WAY OUT” (2010)

ニューヨークを拠点にする二人組ユニットの、5年振り4thアルバム。前作までの The Books は、ローファイな表面の下に緻密な構造を感じさせるいかにも「都会的フォークトロニカ」って感じの音だったけど、今作は、スリーブ解説にもあるように “more driven” …

 OWEN PALLETT “HEARTLAND” (2010)

クラシックやフォークの風味があるストリングス主体の楽曲に、叙事詩的で大仰な歌詞を歌うヴォーカル。全部で12ある曲は、Lewis という名の“超暴力的な”農夫がめぐる情景を描いているとのこと。 けれども実際の印象としては、そんな基礎情報からは想像もつか…

 TYONDAI BRAXTON “CENTRAL MARKET” (2009)

Battles のTyondai Braxton による新作ソロアルバム。 オーケストラ(Wordless Music Orchestra)が参加しているけど、全体的にはポップな印象。といってもただ楽器の幅を広げるためにオーケストラを使ったとかではないみたいで、楽曲のつくりや構成といった…

 Kieran Hebden and Steve Reid “TONGUES” (2007)

前作 “The Exchange Session” に対して比較的ポップで、Four Tet に近くなった気がする。さまざまなエレクトロ・サウンドを環境として散りばめて、生ドラムでそれらを引き締める。ドラムは非常にストイックな印象。 M-1 “The sun never sets” M-2 “Brain” 少…

 huntsville “for the middle class” (2006)

ノルウェー。インスト。フリー・ジャズの系譜かと思う。パーカッションがやたら細かく、後ろの方で常に轟いている。その他の楽器もどれかひとつが前面に出ているのではなく、さまざまな音が蜃気楼のように揺らめき積み重なっている感じ。それらすべてを、とど…

 Kieran Hebden and Steve Reid “The Exchange Session Vol. 2” (2006)

一応、[.Experimental][.Electronic Jazz][.Jazz]という3つのタグをつけたけど、実際はほぼ [.Experimental] の要素で占められていると言った方がいいかも。 Kieran Hebden は Four Tet / Fridge の人、Steve Reid はベテラン・ジャズドラマー、つまり生ドラ…

 TYONDAI BRAXTON “HISTORY THAT HAS NO EFFECT” (2002)

BATTLESのTyondai Braxtonのソロ。ジャズ・ミュージシャンAnthony Braxtonの息子。名前からしてアジア系かと思ったけど写真見たらそうでもなさそう。コネチカット州出身だって。(公式ページ:http://tyondai.jmzrecords.com/)アートワークもたぶん自分でや…

 the books “LOST AND SAFE” (2005)

3rd。トイ・ポップ。散りばめられたヴォイス、効果音。音の断片。ここで音を出すのに使われている手段のそれぞれに優劣はなく、生楽器、エレクトロ、ヴォイス、効果音、その他雑多なものすべてが等価に扱われている。 あいかわらずセンスのいいスリーヴ。シ…

 ETRON FOU LELOUBLAN “les sillons de la terre” (1983)

タワレコでジャケ買いした。試聴機が壊れてて音を確かめられず、POPすらなかったのに。ジャケットと、そのバンド名に惹かれて。エトロン・フー・ルルーブラン。最初の音を聴いて安心した。はずれじゃなかった、って。わりとジャズ寄り。アヴァン・ポップ。か…

 Kim Hiorthoy “For The Ladies” (2004)

Jaga JazzistなどSmalltown Supersoundを中心にCDジャケットなどを手掛けてるデザイナー。自分でもいろいろ音楽やってる。ただしこのアルバムは純粋エクスペリメンタル。フィールド・レコーディング。音楽だと思ってはいけません。スリーブと併せて、アート…

 BATTLES“EP C” (2004)

BATTLES、いいなー。はずれないなー。EP C。EP Bより前のリリースだけど...。曲名のつけかたの考え方はわからない。ジャケットも良いなー。“B EP”と並んで部屋に飾ると雰囲気よさそう。M-1“B+T” 朝、まだ寝ぼけた状態で聴くとよい。 M-3“HI/LO” ミニマル・エ…

 BATTLES“B EP” (2004)

エレクトロ入ったエクスペリメンタル・ポストロック。コンセプチュアル。曲、ジャケット・公式ホームページのアートワーク、すべて一貫した筋がある。かなり実験指向が強いと思うけど...でも身体的でもある。それでいてウェットな部分はない。ひたすらハード…

 FOUR TET“ROUNDS” (2003)

FridgeのKieran Hebdenのソロ。FridgeよりはExperimental。M-2“She moves she” 強いリズムは相変わらずだ。んー、Cornelius的? ときどき貫入してくる音素材の使い方なんかが。 M-5“Spirit fingers” 複雑。非常に。 M-6“Unspoken” リズム。というかビート。 …






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“でも、これはごまかしよ、ね。つかまったと思ってるだけ。ほら。わたしがここに合わせると、あなたはもうループを背負ってない”
―Angela Mitchell