::: BUT IT'S A TRICK, SEE? YOU ONLY THINK IT'S GOT YOU. LOOK, NOW I FIT HERE AND YOU AREN'T CARRYING THE LOOP.

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.Rock

 Ego-Wrappin' “On the Rocks!” (2006)

なんか油断してたらすごく良かった。楽曲のクオリティは上質で、ヴォーカルも高い水準で安定、突き抜けるように開放的で、一点の曇りもなし。歌詞は不思議な言語感覚に満ちているが、曲とは溶け込んでる。 M-1 “天国と白いピエロ” M-3 “Mother Ship” かっこ…

 the mark inside “static/crash” (2006)

カナダのバンド。1st。ギターのドライヴ感が漲り、ヴォーカルは気怠くシャウト。 M-1 “carousel” うねる。M-2 “sweet little sister” M-1から曲間を置かずにこのイントロで、畳みかけるような展開。そんな長い曲ってわけでもないのに、変幻する。M-5 “metal …

 THE RADIO DEPT. “Pet Grief” (2006)

スウェーデンのバンド。2nd。けっこう良かった。透明で繊細な音が多重に響き合う、開放的な全体。エレクトロ+シューゲイザー+ギターポップな感じで、夢見心地。 M-2 “Pet Grief” M-6 “The Worst Taste In Music(Extended)” シングル曲。 M-7 “Every Time” …

 BIG BOSS MAN “WINNER” (2005)

2nd。最初のインスト曲を聴いて素直にファンクなバンドなのかと思ったら、ヴォーカル曲ではまた違う趣があって、全体としてはわりと幅広い分野の音が合わさっている印象になった。ヴォーカルがそんなに熱くなくてクールに抑えた感じなので、ストレートなファ…

 MEASLES MUMPS RUBELLA “FANTASTIC SUCCESS” (2006)

US、ワシントンDC。 うねったベースを基調とするグルーヴィな曲としてつくられているけれど、どうもリズムパートが完全に揃ってなくて微妙に外れているような気がしてならず、もどかしさを感じる。技量に劣るというのではなく充分にテクニカルではあるのだが…

 フーバーオーバー “炭酸水” (2006)

7曲入り。“月曜日の未明”に続いてまたミニアルバム。でもこのぐらいの量の方が聴きやすい気も、する。作詞作曲をヴォーカルのひとが両方手がけている形式のバンド。うたがとても巧いとかではなく、かといって下手すぎるわけでもなくけっこうクリア寄りで聴き…

 RAINER MARIA “CATASTROPHE KEEPS US TOGETHER” (2006)

何が良いかって、タイトルが良すぎる。“catastrophe keeps us together”って。普遍的な、あるいは何かひとつの原型的な構図のように思う。3人組、女性ヴォーカル。わりと丁寧なロックで、安心して聴ける感じ。 M-1 “catastrophe” 歌詞。“We're taking it all…

 SOUTH “ADVENTURES IN THE UNDERGROUND JOURNEY TO THE STARS” (2006)

3rdアルバム。1st、2nd、3rdとそれぞれ少しずつ趣が違ってて、でもそんななかでもどうもひたすらリリカルな方向を磨いていってる気がする、大筋としては。このアルバムはメロウな部分をさらに深化させつつ、同時に前二作よりも力強さが増している。そのよう…

 HOLIDAY WITH MAGGIE “welcome to hope” (2006)

Monastir のメンバーでもある Magnus Björk とMarcus Olsson の2人によるバンド。というかもともとこっちが本業みたい。曲調はストレートなギターポップ。...というより、パワーポップ、だろうな。近いのは Fountains of wayne とか。Monastir と比べると、…

 BLACK REBEL MOTORCYCLE CLUB “B.R.M.C.” (2001)

Kooksのアルバムと一緒に売られてた。Kooksがリバイバルものって書かれてて、同列な扱われ方で。たしかにこれも、なんかいろんな音楽の影響が際だって出てる気はする。でもこっちは2001年のアルバム。最近いろんなものがリバイバルって言われて売られてるけ…

 ASIAN KUNG-FU GENERATION “ファンクラブ” (2006)

“君繋ファイブエム”“ソルファ”と比べると、音自体の多様性にウェイトが置かれている感じはする。曲途中のインスト部分だけ聴くと、インストバンドとしてもやっていけそう、と思えるぐらい。音のクオリティはとても高い。ただ、ヴォーカルの乗り具合からする…

 Chatmonchy “恋の煙” (2006)

チャットモンチー。いしわたり淳治プロデュース。っていうところでなんか今まで避けてた。大好きだったバンドの解散後の活動に触れるというのがしのびなくて。あとは巷に溢れるsupercarフォロワーにいい加減食傷してたというのもあって、またその手のバンド…

 we are scientists “WITH LOVE AND SQUALOR” (2005)

ニューヨークのバンド。...ニューヨークか。なんかUKな音だけど。しかももともとはカリフォルニア出身みたい。 どれをとっても聴きやすく気持ちのいい音。メロディラインが絶妙なだけでなく、展開も飽きない。 M-1 “Nobody Move, Nobody Get Hurt” M-3 “Inac…

 boy kill boy “BACK AGAIN” (2006)

3rdシングル。装飾過剰な直情型。サビのエモーショナルなことといったら。ポストロックの叙情的な盛り上げ方とはまた違ってて、もっとストレート。新しい音ではまったくないんだけど。むしろ照れるほど中途半端に時代を外してる。特にシンセ。でも、ここまで…

 South “With the tides” (2003)

southの“From Hear On In”というアルバムがすごく好き。最初聴いていたときよりも、時が経つにつれてだんだん好きになっていったアルバム。わりと前のアルバムだし、1stだったので、最近あんまり名前を聞かないからもうとっくにいなくなってしまったバンドな…

 ELLEGARDEN “Pepperoni Quattro” (2004)

最近出たシングル“Space Sonic”が良かったので、アルバムを買ってみた。けっこう前のだけど。今頃。とりあえず、なんで今まで聴いてなかったんだ...。というのが感想。試聴すらしてなかった。ジャケットの先入観で避けたのか...?今となっては、このジャケッ…

 the diggs “commute” (2005)

ニューヨークの3ピースバンド。デビューアルバム。音は...まあオーソドックスなギターバンド、かな。エモ、って感じではないと思う。スリーヴはペラペラの紙1枚だけで、デザインもそっけないし。なんか地味、っていうかまだ全然売れてない感じが全体に漂って…

 BELLE AND SEBASTIAN “THE LIFE PURSUIT” (2006)

ベルセバ新作。相変わらず楽観的な音だ。前作に引き続き、比較的リズムの強調された軽快な音。曇りや憂いの欠片もなし。これ聴くともう冬は過ぎてしまったかのように思うぐらいに。 M-1 “act of the apostle” M-2 “another sunny day” なかなか激しめ。 M-3 …

 TRASHMONKEYS “The Maker” (2005)

ドイツのガレージ・バンド。かっこいい...。地に足がついた音って感じ。どの曲も安心して聴いてられる。最近のUK勢よりも下手したら良いかもしれない。ハモンド・オルガンがとっても効いてる。大活躍。 M-1 “Song No 1” M-2 “Innocent” M-5 “Wasting Time” オ…

 Arctic Monkeys “Whatever People Say I Am, That's What I'm Not” (2006)

年末に “I Bet You Look Good on the Dancefloor” をシングルで出してた Arctic Monkeys の1stフルアルバム。ギターが良過ぎ。でも実は、ベースもけっこう良い。思ってたよりもバランスいいアルバムになってた。まあオーソドックスなのかもなぁ...。だけどこ…

 ELLEGARDEN “Space Sonic” (2005)

まったく買う気もなかったのになんとなく試聴したら、最初の数節で速攻購入の決断に至ったシングル。 メロコアと言ってもいいし、エモと言ってもいい気にもなるし。まあふつうにロックなのか。 確信に満ちていて、迷いなく前進していく音。 試聴したところに…

 THE STROKES “FIRST IMPRESSIONS OF EARTH” (2006)

どういう音楽を聴こうか、と考えるときに、基本的な心がけとして、リアルタイムで流布している音楽を優先的に聴いていこうという意識を持っている。というのは、昔のものはいつでも遡って体験できるけど、いまここで同時代を共有している、という感覚は現在…

 boy kill boy “Civil Sin” (2005)

ロンドンのバンド。シングル。2曲入ってるけど、どっちも良かった。音としてはちょっとチープな感じもあるけど、演奏自体はしっかりしてる。メロディ、ヴォーカルラインがとてもきれい。この点に関しては、最近聴いた音楽のなかでは最高に位置すると言っても…

 arctic monkeys “I Bet You Look Good on the Dancefloor” (2005)

シングル。3曲入り。ロンドンのバンド。ギター全開。一方でリズムを気持ちよく刻んで、一方ではうねりまくる。ビートは単純だけど強い推進力を持っていて、全体としてはとても活力に溢れている。わりと前に発売されたものだけど、試聴し直してみたら、良かっ…

 FRANZ FERDINAND “You Could Have It So Much Better” (2005)

なんで今頃。っていう気もするが。CDショップに行くと2005年ベストセラーとかがどうしても目に入ってくるので。聴いてみたら、すごくよかった。こういうの聴くと、EmoとRockは違うものなのだと思う。どっちがいいとかではなく。Emoって、様式に溺れてしまう…

 +/- “let's build a fire” (2005)

plus/minus 。3rdアルバム。ライナーに書いてあったんだけど、このバンド名はgoogleで検索不可能。googleの検索文法語句だけの組み合わせなので。検索エンジンでシステム上受け付けられない名前というのは、webにおける匿名、と機能的にかなり近いものがある…

 ASIAN KUNG-FU GENERATION “ブルートレイン” (2005)

M-1 “ブルートレイン” うーん..微妙なのかも? まあそういうときもあるだろうし、そういうときは素直にそう書かなくてはね...。いや、よくないこともないんだけど、シングル曲らしいわかりやすい開放感がなくて、なんというか、実験的?音としてはむしろすご…

 くるり “NIKKI” (2005)

6thアルバム。全体的におとなしめかも。くるりは supercar に並んで日本語ロックの先鋭を行っているバンドだと思っているけど、方向はそれぞれまったく対極にある。音もそうだけど、言語感覚がまるで違う。supercarの歌詞は文章にもなっていないときがあるし…

 OCEANLANE “Kiss & Kill” (2005)

2nd。アルバムタイトルとかジャケットとかに、イメージの方向性を変えようという雰囲気が感じられる。でも音自体は1stと変わらず。 M-5 “HERE IT COMES” M-7 “TOMORROW” M-10 “MY WRISTWATCH” スロー。情感たっぷり。 1stの“Sign”ほどの奇跡的名曲はないけど…

 ABANDONED POOLS “ARMED TO THE TEETH” (2005)

ギター・ロック。元eelsのTommy Walterのソロ・ユニットとのこと。だいたいどの曲も良し。気持ちいい。躍動感があって。前向きなメロディ。うた、声がいい。なんかスマパンみたいって言われてるようだけど、スマパンってもっとヘヴィかつダウナーだった気が…






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“でも、これはごまかしよ、ね。つかまったと思ってるだけ。ほら。わたしがここに合わせると、あなたはもうループを背負ってない”
―Angela Mitchell