::: BUT IT'S A TRICK, SEE? YOU ONLY THINK IT'S GOT YOU. LOOK, NOW I FIT HERE AND YOU AREN'T CARRYING THE LOOP.

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.Rock

 DISAPPEARS “LUX” (2010)

シカゴで活動する4人編成のバンドによる、1stフルアルバム。といってもまったくの新人ではなくて、90 Day Men や the Ponys、Boas といったバンドにいたベテランで編成されているらしい。ガレージ…よりももっと乾いていて、ジャンクを感じる音。メロディはあ…

 KAKI KING “JUNIOR” (2010)

「自分の好きな言葉」をひとつ挙げるとするならば、ぼくの場合それは、英単語の“still”という言葉になる。 この言葉にはいくつかの意味があるけれど、ぼくが好きなのは副詞としての“still”だ。より文法的に正確に言うと、逆接の接続副詞。たとえば、ある文章…

 OWEN PALLETT “HEARTLAND” (2010)

クラシックやフォークの風味があるストリングス主体の楽曲に、叙事詩的で大仰な歌詞を歌うヴォーカル。全部で12ある曲は、Lewis という名の“超暴力的な”農夫がめぐる情景を描いているとのこと。 けれども実際の印象としては、そんな基礎情報からは想像もつか…

 Prefab Sprout “Let's Change The World With Music” (2009)

急激にであれ漸進的にであれ、身のまわりの環境というものは、常に変わり続けていく。住んでいる場所だったり、やっている事柄とか、まわりの人々。1〜2年でもけっこう変わっているし、5〜10年となれば激変と言ってもいいほどだ。 どのような変化も必ず良い…

 PJ Harvey & John Parish “A Woman A Man Walked By” (2009)

同時代を生きていたはずなのに未だ自分とまったく接点がないままである重要なミュージシャンというのが、いろいろと──というか膨大にいるんだろうなあということはわかってはいるのだけど、たまにそういうミュージシャンの誰かを遅まきながらに知覚すること…

 9mm Parabellum Bullet “Termination” (2007)

“Supernova / Wanderland”を気に入ったので1stフルアルバムも買ってみた。10月に2ndアルバム発売予定みたい。けっこう演奏がハイクオリティだとあらためて思った。リズム良いし展開もおもしろい。 歌詞については... “Supernova / Wanderland”を一聴した段階…

 9mm Parabellum Bullet “Supernova / Wanderland” (2008)

初めてちゃんと聴いた。期待される若手バンドとしてよく言及されているのを目にしてたのでずっと気になってたにもかかわらず、試聴したときの衝撃がいまひとつ足りなくて買わずにいたんだけど、久しぶりに見かけて聴いてみたらけっこう良かったので買ってみ…

 DEATH CAB FOR CUTIE “NARROW STAIRS” (2008)

7th。 M-1 “BIXBY CANYON BRIDGE” M-2 “I WILL POSSESS YOUR HEART” 最初インストが延々と続くのでこのままヴォーカル無しなのかと思った。イントロからひたすら荒涼と陰りのなかを突き進む。このアルバムの中でもっとも異質な気配を放っている。ヴォーカル…

 the JESUS LIZARD “GOAT” (1991)

“LIAR”と共にこのアルバムも。 M-2 “Mouth Breather” M-3 “Nub” M-5 “Monkey Trick” M-7 “South Mouth” M-9 “Rodeo In Joliet” ジャケットもかっこいい。裸体に投影された映像。ローマン体の大文字で組まれた力強いタイトル表記も、スタンスと音を良く表して…

 the JESUS LIZARD “LIAR” (1992)

旧譜。92年。この種の荒く乾いた音を、飢えるほどに欲していたので買ってみた。最近ずっとこれ(ともう1枚)ばかり聴いてた。全パートに個性と技量が備わり、それらが一体となって重くうねる。ノイズ·ハードコアにこそむしろテクニックが不可欠だと理解した…

 Gravenhurst “THE WESTERN LANDS” (2007)

4th。前作ではそれまでのフォークなスタイルをロック寄りに大きく変えていたのだけど、このアルバムでもその方向性が踏襲されている。2ndまでの切なく荒涼とした音に力強さが加えられて、抑えられてはいるけどよりエモーショナルな表現に。静謐のなかに情熱…

 RADIOHEAD “IN RAINBOWS” (2007)

インターネットだけで入手できるニューアルバム。ダウンロード版は価格を自分で設定できて、しかも£0でもよかったりする。 http://www.inrainbows.com/ 来年にはCD版も出るみたい。 M-2 “Bodysnatchers” 各パートの音がバランス良く軽やか。疾走してる。 M-4…

 arctic monkeys “Favourite Worst Nightmare” (2007)

発売されてからだいぶ経つけど、arctic monkeysの2ndについて。 arctic monkeysって、とても同時代的なバンドだと思う。それは何年かしてから振り返ったときに、あのときはこのバンドがあったというのを思い出すであろうバンドという意味で。 なんでそう思う…

 SHELLAC “EXCELLENT ITALIAN GREYHOUND” (2007)

4th。かっこいい..。溜息が出るほどに。とにかく重い。ヴォーカルの歌い方や全体的な音量のバランスが、これだけ激しく重い音なのにまったく暑苦しくなく、どこか控えめでさえあったりする。CDのボリューム上げてもぜんぜんうるさくならないのが不思議。湿度…

 Beirut “Lon Gisland” (2006)

“Gulag Orkestar”にいっしょに付いてたEP。単独でも売ってる。 M-5 “Carousels” 華やかで、どことなく物悲しくもある。 ASIN:B000KQF70M

 Beirut “Gulag Orkestar” (2006)

アメリカ。国籍不明のどこかの民俗音楽のような雰囲気。いろんな楽器使ってて、変なリズム。ヴォーカルはわりとクセがあるけど、これらの曲とは不可分なものだと思う。このバンドのライヴは楽しそうな気がする。 M-1 “Gulag Orkestar” M-2 “Prenzlauerberg” …

  fountains of wayne “TRAFFIC AND WEATHER” (2007)

捻ったところはなく、特に何かが新しいというものでもない。目を見張るような技巧的なところもないし、きわめてシンプルで、普遍のポップ。他にも似たようなバンドなんていっぱいいると思う。だからといってこういう系統の音すべてが好きというわけではない…

 SHELLAC “1000 HURTS” (2000)

Steve Albini。しばしば目にする名前で、UZEDA を聴いてから(20060826)特に気になっていた。曲自体もともかく、レコーディングの面で評価が高いのをよく見かける。いくつかのバンドを経ている人なので何から聴こうか迷ったけど、2000年の“1000 HURTS”を聴…

 HEADLIGHTS “KILL THEM WITH KINDNESS” (2006)

US。イリノイ州、シャンペーン。1st。男女ツインヴォーカル。だいたいの曲は女性ヴォーカル。どっちのヴォーカルも良いし、コーラスワークも良いし。曲はちょっとパワーポップ風味で、馴染みやすいメロディライン。 M-2 “TV” M-1を経てこの曲がいよいよアル…

 ¡FORWARD RUSSIA! “Give Me A Wall” (2006)

UK。1st。ニューウェーヴ・リヴァイヴァルに含めて語られている。strokesとかが近いか?*1 ちょっとメタルっぽいところが。メロウな曲もあり。基本的にメロディが重視されてる。特にM-6以降の曲は、展開が多様なものが多い。M-12〜M-15は日本盤ボーナストラッ…

 UZEDA “STELLA” (2006)

イタリア。4th。わりとキャリアの長いバンドみたい。Belliniという別バンドでの活動を経て8年ぶりのアルバムとのこと。不穏な気配の立ち込めるなかにも力強く。ギターは鋭く歪み、ベースは重低のグルーヴで攻める。とりわけ耳を奪われるのはドラム。変則的な…

 THOM YORKE “THE ERASER” (2006)

買ったのけっこう前だけど。書けるときに記録に残す。音のつくりは丁寧。ヴォーカルはとても滑らかに流れる。曲調は、暗い、とまではいかないかもしれないけど、明るく爽やかでないことははっきりしてる。湿り気はなく、淡泊で荒涼とした風景がひたすら続く…

 ELLEGARDEN “Salamander” (2006)

試聴すると同時に引き込まれ、一秒も迷わずに購入した。前のシングル“Space Sonic”のときとまったく同じパターン。近々アルバムが控えているようなのだけど...。ELLEGARDENのシングルは、なかなか吸引力が高い。こちらの衝動を精確に呼び起こす。この種の曲…

 凛として時雨 “Feeling your UFO” (2006)

とても微妙! 鋭利で攻撃的なギター・サウンドと、ハイテンションな男女ツインヴォーカル。全編通して超高音ヴォイスがひたすらシャウトし続ける。ギターの切れ味に疑問の余地はないが、微妙なのはこのヴォーカルと、言語感覚。ものすごく熱唱されているのに…

 CHATMONCHY “耳鳴り” (2006)

感情。 歌詞に思い耽ることを誘われたバンドというのは、随分ひさしぶりかもしれない、と思う。メンバー3人がみんな歌詞を書いている、というのもあるのだろうけど、とても彩りのある世界で、多様性に富んでいる。いろいろなシチュエーション、折々の物語。…

 the Ronelles “Motel” (2006)

UK、グラスゴー。音はレトロ、純正ロックンロール。でも感触は現代的。 M-4 “Bolt The Doors” なんか既聴感があるけど。良い曲。 M-7 “To See You For The Last Time” 自分が意外とこういうイントロに弱いことがわかった。コーラス具合、間の取り方が、好き…

 CHATMONCHY “恋愛スピリッツ” (2006)

1stシングル“恋の煙”がすばらしかったチャットモンチーの、2ndシングル。 M-1 “恋愛スピリッツ” 大きくゆるやかに。 “恋の煙”と比べると、最初聴いたときのインパクトはあまりなかった。アカペラで始まるし、疾走系じゃないし。でも、歌詞をよく見て、その上…

 boy kill boy “CIVILIAN” (2006)

1st。ニューウェーヴ・リヴァイヴァル、と呼ばれているようなのだが。メロディアスなヴォーカルライン、高域で上昇する伸びやかなサビ。全体に渡って繰り広げられるシンセは、洗練されてるとかでもシンフォニックとかでもなく、もっとディスコサウンドのよう…

 MOTORPSYCHO “BLACK HOLE / BLANK CANVAS” (2006)

ノルウェーのバンド。2枚組。ハード。気迫に溢れている。鳴動を伴う疾駆。連なる轟きと、鋭利な高音。この種のグルーヴは、ロックにしか出せないタイプのものだ。 [CD1] M-1 “NO EVIL” 記憶に残るリフ。 M-5 “CRITICAL MASS” 低音部がうねり続く。そこへクリ…

 WRONG SCALE “fate effects the surface” (2006)

6曲入りミニアルバム。爽快なヴォーカルと美麗な曲展開にはメロコアな出自を感じるけど、音は緻密でテクニカル。band apart に近いかも。というかいっしょに売られてた。とくにコーラスワークに透明感があって、広がりがある。 M-1 “frames laid out” どこを…






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“でも、これはごまかしよ、ね。つかまったと思ってるだけ。ほら。わたしがここに合わせると、あなたはもうループを背負ってない”
―Angela Mitchell