2015-01-01から1年間の記事一覧
インダストリアル〜ベース・ミュージック/ダブステップ。ディープで胸騒ぎのする音だけど、Arca のように “闇の中のゴージャスネス” といった雰囲気もある。ヴォイス・サンプルやリヴァーブの使い方がとくにそう感じさせるのだと思う。身体作用型ではなく、情…
日常会話がリアルな漫画、って話題になってたのをちょっと前に見て興味持ったので、読んでみた。 (→漫画「ハックス」の口語表現のリアルさについて http://togetter.com/li/821443) 全部で4巻。ほどよい長さでうまくまとまってると思う。 高校のアニメ同好…
ダブ・テクノ+アフロ・ビート・ドラム→ミニマル・エレクトロニック・ジャズ。 Basic Channel の創始者 Moritz von Oswald と、Sun Electric の Max Loderbauer、そこに Fela Kuti の Africa 70 でドラムを担当していた Tony Allen が加わったという構成。 ドラム…
前作 “One-Armed Bandit” から6年、かなり久々のアルバム。でも、音やスタイルはこれまでとほとんど変わっていない感じ。 それぞれがマルチ・プレイヤーである8人によるグループ。そんな多人数編成であるにもかかわらず、フルートでもトロンボーンでもヴィヴ…
“FLASH BOYS: A Wall Street Revolt” 2014 Michael Lewis ISBN:4163901418 フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち作者: マイケルルイス,Michael Lewis,渡会圭子,東江一紀出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/10/10メディア: 単行本この商品を含むブロ…
ナイトフライ作者: 冨田恵一出版社/メーカー: DU BOOKS発売日: 2014/07/18メディア: 単行本この商品を含むブログ (13件) を見る 音楽を語るテキストはどのようにあるべきか。 という問いに対して、この本はひとつの模範を示すことができていると思う。 ポピ…
1stアルバム。 シカゴのゲットー・ハウスに連なるサブジャンル、ジューク/フットワークに属する。 高速三連符リズムが最大の特徴。メロウ要素は少なく音としては硬質・無機的な方だけど、前傾的なビートであることで全体としてはむしろトライバルな印象につな…
第2クールは、プリプロダクション段階からのスタートおよび原作付き作品であるというところが第1クールと異なる。 上山高校出身の5人全員が何らかのかたちで同じ作品に関わることになる。新キャラクターが登場。宮森は担当からデスクへ。 (第1クールについ…
良かった。 まず、センスがすごく好き。 とくにキャラクターデザイン、かなり好み。OP映像とか、クマ/半クマ形態とか。 世界観とか演出のセンスについては、まさにイクニワールドって感じで。とりあえず内実はわかんなくても端的に心地良い。 ……というか、作…
ダブ/アンビエント・テクノ。 4/4のテクノ・ビートだけでなく、ゆったりとグルーヴを効かせるディープなベースライン、あるいはミニマル寄りのダブ・ステップだったりと、リズムパターンは多様。けれど音像はどれも精巧で情景構築的という点で共通している。そ…
ギター/サックス/ベース/ドラムの4人によるグループなんだけど、この編成からはちょっと予想つかないサウンドを繰り出してくる。サックスなんて、クレジットはされてるけど曲だけ聴いてもどの音が該当するのかぜんぜんわからない。 極力楽器の持つ音階を無視…
ポスト・クラシカル〜エレクトロニカ〜ピアノ・ヒップホップなど多彩な音楽スタイルで活動する GONZALES が、弦楽四重奏団 Kaiser Quartett とのピアノ五重奏編成でつくったアルバム。正統的室内楽を現代のポップ・ミュージックのように解釈し直した音楽、との…
“The Photograph as Contemporary Art” 2nd edition 2004, 2009 Charlotte Cotton ISBN:4794967500 現代写真論作者: シャーロット・コットン,大橋悦子,大木美智子出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2010/05/14メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 14人 クリ…
3/11発売予定の3曲入りEP。iTunes で3/4先行リリース済。EP “reflection” とは変わって、ピアノが前面にフィーチャーされたバンド・サウンドに。 M-1 “変身” 変拍子アンサンブルでポリリズミック、非常に演奏難易度が高そうな曲。EP “reflection” とはだいぶ…
3曲入りEP。2013年リリース。“reflection” が採録されている。 1stフル “動物の身体” と比べるとエレクトロニカ方面へはっきり向かっていて、バンド編成ではあるにもかかわらずオーソドックスなフォーマットから離れた楽曲になっている。とはいえリズム志向…
2012年にリリースされた 1st フルアルバム。“地下鉄の動態” が採録されてる。 ヴォーカル曲が多い。 このアルバムにも先鋭性は充分に備わっているんだけど、どちらかというと「透明な声質のエレクトロ・ポップ」といった説明の方が当てはまりやすい。 それに…
これすごい、すごいよ…! 霞がかった日常の微温から、一気に目が覚めるこの感じ! もっともっと広く知られていいと思う―― そもそもなんで今までこれ見逃してたんだ俺。もう自分のセンシング機能が完全に無力だったって言わざるを得ない。 ……えっと、とにかく…
ニューヨークの3人組バンドの 4th アルバム。中心人物ひとりを残しメンバーが大きく入れ替わってからリリースされたというタイミング。 まさにインディー・ロック、といった風趣がある。ギター/ノイズが前面に出たタイプのアルバムではなく、エフェクトやシン…
2008〜2009年の作品。全26話。*1 作画がすばらしい。 キャラクターデザインや背景、飛行や戦闘の動き。 全編通してクオリティが高く保たれている。 他方、ストーリーやテーマといった面でストレートな感動を受けたと言うには若干ためらいがある。 世界設定は…
ジャズ・ドラマーによるアルバム。アコースティック/エレクトロニック・ドラムの生演奏によってテクノやドラムンベースの機械的なビートを再現したような音楽。 サポート・パートとして Tim Lefebvre(ベース)・Jeff Babko(キーボード)・Troy Zeigler(エレク…
Type Records を主宰する John Twells (a.k.a. Xela) と、オークランドのヒップホップ・デュオ Main Attrakionz にマネージャー/DJとして関わっている Walker Chambliss の2人によるユニット。 2014年に Modern Love からリリースされた 2nd EP。全4曲および …
“SYRO” からたった4ヶ月のブランクでリリースされたアルバム。 スタイルはまったく違う。 どのような内容なのかは、アルバムタイトルがだいたい表象してる。(“pt2” という語にはたぶん意味がなくて、“pt1” は存在しない。) 音としては、ピアノとドラムがメ…
最近、自分の入手する音源がCDからMP3へはっきり移行しつつあるんだけど、このアルバムについてはやっぱりCDの方が良いなぁ…って思う。というのは、The Designers Republic によるカバーアートがすばらしいので。アルバム製作に要した全費用を模したリストに…
ニルヤの島 (ハヤカワSFシリーズJコレクション)作者: 柴田勝家出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2014/11/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (14件) を見る ちょっと前に読んで、一応全部のページをめくりはしたもののあまりきちんとは理解してなかっ…
アンビエント/ドローン/ダブ。 メロディとかビートといったものはほとんどなくて。ではかわりに何があるのかというと、それはたぶん「音像」といったような語で表されるようなもの。音によって形成される情景。 そしてそこには、自然音とは異なる電子音であ…
2013年リリースのEP。 M-1 “アンダーソン” はとてもすばらしいと思う。 インタビューで Blankey Jet City が音楽経歴の端緒として挙げられていたのを見たけど、M-5 “梵” なんかはたしかに影響が感じられる。とくにヴォーカルライン、および歌詞内容。 一方で…
ギター/ピアノ/ベース/ドラムという編成のバンド。 ピアノとギターがともにリード・インストゥルメントで、バスドラムの4/4ビートと細かく乱舞するベースがリズムを供する。 全パートがもれなくダンサブルで疾走感を放っていて、演奏側、等しく楽しそう。 前…
ミニマル/ダブ・テクノ。ハードウェア志向。M-2 “Endgame”、M-8 “White II” あたりがとくに良かった。ジャケットはこういう音を非常によく表象し得てると思う。 ITAL a.k.a. Daniel Martin-McCormick は、もともとポスト・ハードコア・バンド出身で、今はサイケ…
自分のなかで2014秋アニメ最高作品だったのがこの『SHIROBAKO』。 2クールなので冬も継続して放映中だけど、あまりに好きすぎるので現時点で一旦感想を書いておきたい。……先日の第13話見たら2クール目も密度濃くなりそうだったので、1クール分について今メモ…
ちょっと思うところあって、これからもう少し邦楽ロックも聴いていこうかな、と。 この1・2年、聴いてる音楽がほとんどエレクトロニカのみになってて。CDショップにはわりとコンスタントに行ってはいるものの、邦楽フロアにはまったく足を踏み入れないように…